家族の通信費をmineoで節約 2回線以上で無限繰り越し可能 家族割引やパケット放題 Plusも組み合わせよう

一人一台スマホを持つ時代、通信費、いくらかかっていますか?私の個人的お勧めはMVNOのmineoです。今回はmineoのおすすめポイントのご紹介です。組み合わせが多い点が強みで、公式裏技?を使うことで柔軟な対応が出来るのが何よりの強みです。なお、単身者の方にはIIJmioもかなりお勧めです。月々の料金を抑えつつ、快適さとのバランスをとっていきたい方、是非読んでみてください。

通信費は馬鹿にできない

当ブログを見ていただけばわかる通り私は結構色々買い物をしますが、抑えるところもしっかりあります。(自己弁護です。)お酒は飲まないしタバコもギャンブルもしないし、スマホもコスパを重視しますし、服飾費も最小限。そんな中、馬鹿にできないのが通信費です。家の光ファイバーなんかは仕方がないですが家族の通信費いかがですか?

もし家庭で月1万円通信費が違えば、年間12万、5年で60万差額が発生します。そのお金を投資したり趣味に使えればうれしいですよね。あ、勿論スマホ本体の費用も非常に重要です。2年毎にiPhone買うお金あったら当ブログで紹介した商品、かなり買えちゃうと思います(笑)

そんな我が家で主に契約しているのがmineoです。mineoは元々関西電力系のMVNOで、私の主回線はかれこれ7年くらい使っています。私のようなタイプの人間がMNPせずに単一のMVNOにとどまるのには当然理由があって、それくらいの魅力がmineoにあるということです。私が契約した当時から色々興味深いサービスを展開していたmineoですが、それがブラッシュアップして魅力、便利さが維持できているからこそ、この通信会社戦国時代?を生き残れているのではないかと思います。

今回はこの魅力の中でコストに直結する部分で、mineoの使いこなしをご紹介させていただきます。なおmineo公式サイトは下記になります。なお、mineoと当方にCOI(利益相反)はありません(笑)

下の表は公式ページからの転載ですが、基本料金はデータ量のみで決定されており、本当にシンプルな料金体系です。一方で、他のMVNO事業者等と比較してプラン単体でそこまでお得感が強い料金体系ではないのも事実です。後述しますが、IIJmioですと5GBで1000円くらいで音声通話SIMの契約が出来ますからね・・・。安くなりましたよホント。では、どうして私が主にmineoを使っているか、の答えがこの記事の内容になります。

基本データ容量音声通話+データ通信(デュアルタイプ)データ通信のみ(シングルタイプ)
1GB1,298円880円
5GB1,518円1,265円
10GB1,958円1,705円
20GB2,178円1,925円
https://mineo.jp/price/より転載

mineo最大の利点 2回線以上でパケット無限繰り越しと共有が可能

いきなり最大の利点から行きます。mineo最大のメリットは家族間等で事実上、全パケットの共有と無限繰り越しが出来る点にあります。一見他社同様、パケット繰り越しは翌月までに見えるのですが、mineoにはパケットシェアとパケットギフトという個人的に思う2大機能があります。

まずパケットシェアはあらかじめグループ化した回線同士で繰り越したパケットを共有できるサービスです。繰り越したパケット全体が最初にグループ内で消費されるため、無駄がありません。まあでもこれは他社にも似たようなサービスがあります。翌月まで持ち越せますが、それで消費できなければ消えてしまう点では目新しくはないですよね。

そこで登場するのがパケットギフト。これは自分のパケットを他回線にギフトとして送れる機能です。mineoに容赦であれば相手は誰でもOK。2回線契約していれば他方の回線に送ることが出来ます。そして送られたパケットの有効期限は送られた月の翌月末。つまりこの機能を利用することで、今月消費しなければならないパケットをギフトし、翌月末まで期限を延長することが出来ます。2つの回線間をパケットが移動するだけで無限に繰り越しが出来る、これがmineo最大の強みです。他の事業者だと、パケットをプレゼントしても有効期限は延長されないんですよね。(もし同様のことが可能な事業者ご存じでしたら教えてください)

なお、この裏技を使用しなくても、フリータンクという制度がmineoにはあり、余ったパケットや月末わずかにパケットが足りなくなった場合等、ユーザー同士でパケットを出し入れできるフリータンクというシステムもあります。災害発生時にはその地域でフリータンクが解放されるなどユーザー同士の交流の一助も担っています。面白い試みでぜひ応援したいところです。

10GB以上契約でパケット放題 Plusが無料 結果としてコスト減に

また、mineoにはパケット放題 Plusというこれまた魅力的なサービスがあります。パケット放題 Plusはアプリのスイッチで通信速度が1.5Mbpsに制限される代わりにパケットを一切消費しない、というモードを追加できるサービスです(通常はスイッチオンすると200Kbpsとかなり遅くなります)。1.5Mbpsは多くの作業に必要十分なんですよね。私は仕事で移動することも多く車内で音楽を聴いたり、Twitter見たりはするのですが、動画は見ませんし、回線速度が必要なシーンもあまりありません。webで行われるZoomは1.5Mbpsで利用できます。

このサービス、通常は月385円の利用料がかかるんですが、10GB以上のプランだと無料なんですよ・・・!私は前述のような使い方で平均5,6GBのパケットを消費しますが、このサービスに加入しているおかげでパケット消費はありません。

ここで前記の最大のメリットと組み合わせて、面白いことができます。例えば1.5Mbpsで十分な私が20GBプラン(2,178円)に加入して、そのほとんどでパケット放題 Plusを利用することにより、この20GBは家族間で自由に使えることになります。代わりに娘と妻は例えば最安プラン1GB(1,298円)にします。そして必要に応じてパケットギフトで分配すればいいんですよ。しかも全体で余ったら好きなだけ繰り越せます。

プランは月ごとに変更できるので、繰り越しパケットにゆとりがなければ誰かのプランの容量をちょっと増やせばいいですし、繰り越すパケット量が多くなりすぎれば契約容量を10GB等に下げればいい訳です。すごくないですか?これだけ柔軟な運用が、このプランの場合だと3人で4,774円で実現できるの、面白いですよね。単品組み合わせならiijのほうが安いんですけど、パケットの融通が利くので割高感はないと思います。

離れても同一回線でも可能な家族割引 3回線目からは165円引き

さらにここから家族割引も使えます。家族割引といっても同一住所でなくてもよく、基本3親等とのことですが、事実婚等パートナーでもOKです。契約も自身の2回線目の回線でも適応できます。基本の割引は1回線あたり55円ですが、3回線以降は割引率が165円にupします。上の我が家の場合だと3回線なので全部で275円引きになる計算ですね。額は小さいですが、これでだって年間3300円、ガジェット一個買えます。

家族がちょっと離れていてもメインとサブ両方をmineoにしてしまえば割引もパケットギフトも効きますので独身でも十分検討するメリットがあるんじゃないかな・・・と思いますがいかがでしょうか?検討してみてくださいね。

MVNO先も端末に合わせて組み合わせられる

mineoの特徴として、MVNOのキャリアを自由に選んで組み合わせられることが挙げられます。例えば中古等の端末で、au回線が想定されているバンド構成だったり、海外端末でソフトバンクが最適だったり・・・バンドが多いiPhoneや私が使用しているJelly等の端末もありますが、一方でソニー等キャリア向け機種ではバンドが制限されている端末も多いです。

mineoの場合はMVNO先としてドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線どれでも選べますし組み合わせられますので基本的に端末を選びません。端末が変わった場合のプラン変更(ドコモからソフトバンクへ等)も有料ではありますが問題なく行えます。

また、搭載機種が増えた話題のeSIMにもソフトバンク回線以外は対応しています。

とはいえ、eSIM運用を行っても基本的に費用は変わらないので、機種変更の事等を考えると基本的には(差し替えが自由な)物理SIMのほうが使い勝手はいいと思います。

eSIMならIIJmioがお勧め

今回はmineoの記事ですが、MVNOの老舗、IIJmioもかなりおすすめのMVNOです。特にデータeSIMのお得度は非常に高く、本家HPを見ていただければわかりますが、下記の通り5GBのデータeSIMがたった660円です。eSIMを利用したデュアルSIM運用をされる方など特におすすめです。私は家族で利用しているのでmineoにしていますが、単身であればIIJmioも良いんじゃないかと思います

データ通信(データ/SMS)

 2ギガプラン5ギガプラン10ギガプラン15ギガプラン20ギガプラン
データeSIM
ドコモ網のみ
税込440円税込660円税込1,100円税込1,430円税込1,650円
データタイプDのみ税込740円税込900円税込1,400円税込1,730円税込1,950円
SMS税込820円税込970円税込1,470円税込1,780円税込1,980円
https://www.iijmio.jp/hdc/spec/ より転載

ただ、実はキャンペーンなどで端末が安く購入できるチャンスも多く、当方でも長女のスマホを購入するために契約していたりします。IIJmioについては良かったらこちらもぜひお立ち寄りください。

MNOやサブブランドのような速度は出ないので注意

ということでMVNOについて今回は書きましたが、MVNO契約そのものが向いていない方ももちろんいらっしゃいます。それは通信速度を重視される方。外で気軽にコンテンツのダウンロードをしたり、フルHDのYoutubeをガンガン使ったり・・・そういう方はMNOやMNOが運営するサブブランドのほうが向いています。なんだかんだとコストはかかりますが、やはり通信速度でMVNOは大きく劣るんですよね。これはもう、構造上の問題で避けて通れません。ただ、mineoは回線状況に応じて増強を行っており、比較的安定している印象を受けています。

ドコモは都内での速度低下が最近よく聞かれますし、その気になれば同じ電話番号で回線網を自由に変更できるのもmineoの強みになるのではないかと思います。ライフスタイルが合う方にはお勧めできると思いますので一度ご検討されてはいかがでしょうか?あと、・・・個人的には楽天にも頑張ってほしいところではあります。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!