バーコード決済もOK Unihertz Jelly 2はメインでも使える小型スマホ

2021年1月21日

FeliCa搭載小型スマホとして発売が開始されたUnihertz Jelly 2が届きました。バーコード決済端末としても試した範囲では問題なく機能し、いくつかの問題はあるもののゲームをしないならメイン端末にも使用できるポテンシャルを持っていました。2万程度の小型スマホとしてお勧めできる一台です。

2021年7月 追記

ハードカバーケースを自作しました。興味のある方は下記ブログもどうぞ!

2021年6月 追記

Youtubeに動きがわかる動画をアップしました。また、オーディオ関連については下記ブログも参考にしていただければ幸いです。

ヌルサク感を感じていただければ幸いです!

2021年5月 追記

最近本体のアップデートがあり、下記のbluetoothの問題がかなり改善していることが判明しました。当方の所有するwena 3 や、完全ワイヤレスイヤホンEarin A-3の接続性が大幅に改善され実用上ほぼ問題ない状態になっています。
5GHzwifiの接続性の問題は残っていますがおおむね安心して使えるようになっていますのでご報告させていただきます。

なお、日本のamazonでも発売が開始されています。
リンクも貼らせていただきますのでよかったら利用いただければ幸いです。質問などあればお気軽にどうぞ!

2021年2月24日 追記

当方で使用している完全ワイヤレスイヤホン EARIN A-3利用時に、2.4GHz wifi がオンになっていると利用に支障が明らかなレベルで音切れが発生しています。おそらくBluetoothとwifi間の電波干渉が原因と考えられます。
ソフトウエアでの改善が可能かは不明ですので、完全ワイヤレスイヤホンを利用される方はご留意ください。

Unihertz Jelly 2とは

Unihertzは中国発の小型スマホやニッチなスマホを発売しているメーカーです。
以前から日本でも技的の問題なく使用可能な小型スマホを複数販売しています。
今回2021年よりデリバリーがスタートした最新機種がJelly 2になります。
3インチ液晶の小型スマホですが厚みはあり、その分バッテリー容量も2000mAhとそこそこです。
日本で販売するにあたりFeliCaを搭載し同社製端末として初めて交通系に対応したのがトピックです。
各種スペックは本家サイトにある通りですが、小型スマホとしてはなかなか優秀です。
個人的に評価したいポイントは

  • ゲームをしないなら実用十分な処理速度(後述)
  • 6GB+128GB UFS 2.1と豊富なメモリ容量
  • iphoneなみのband対応(5Gはありません)
  • DSDV対応もしくはnanoSIM + microSD選択が可能
  • GPS + Beidou + Glonass だけでなく Galileoやみちびきも測位可能
  • bluetooth 音楽再生はLDAC対応(AptXはだめですが)

といったところでしょうか。
2021年初頭時点で小型スマホに必要なものがすべてそろっている印象です。
しかもお値段2万円程度と安めで、「物欲」が刺激されやすいスマホだと思いませんか?

バーコード決済もOKで〇〇payも安心

FeliCaについては認証も通っており、問題なく使用できるという認識でよいと思います。
一方バーコード決済はどうか?・・これは試してみないとわかりませんよね。
私はもともと小型スマホファンなのでUnihertzのatomという小型スマホを使用していました。
そのスマホはFeliCa非対応であったため、私は現在楽天payとpaypayを使っています。
atomは液晶解像度が低いため、拡大したり3rdアプリである「rotation control」を用いて
いましたが、今回はディスプレイサイズの拡大と液晶解像度向上がなされました。

結果として私が試した一般小売店やコンビニでの利用において下記いずれも問題なく利用できました
(もし不可能なものがあったら教えてください。追記させていただきます)

  • 楽天payアプリは決済とポイントカードの利用
  • paypayアプリ(タップしてのバーコードの拡大を利用しました)
  • セブンアプリでの会員番号利用ならびにクーポン利用(表示が小さく不安でしたがOKでした)
  • JAFアプリでのレンタルクーポンバーコード利用(GEOのセルフレジで確認しました)

Antutuスコアは17万点程度 メモリ不足とは無縁

Antutu アプリはリスクがあるということで、現在はplay storeにはありません。
利用は自己責任になりますが、、昔からのユーザーには相対評価として有用かなと思います。
バージョンアップによってスコアが変わってしまいますが、v8.5.2でのスコアは約17万点でした。
ほぼ同等の条件で前機種 Unihertz atomや楽天miniが約10万点なのでやや良いです。
スコアを見てもバランスは良く、6GB+128GBというメモリ容量は十分すぎます。
ゲーム用途でなければメイン端末にもなり得るのではないでしょうか。

また、高速ではありませんがちょっとしたストレージとしても利用できると思います。
というか、このスマホの用途を考えると大半の人は使いきれないのでもったいない気がします。
カメラもあまり優秀でないですし、この機種で動画をそうたくさん撮る方がいるとは思えません(笑)
ただ、USB-Cで接続し約1GBの動画は30秒ちょっとかかりました。

Android auto での利用は実用性高し

私はスマホを車のナビ等として使用しています。
とはいえ小型だとスマホホルダーにも収まらないし何より危険です。
しかしながら現所有の車はandroid auto に対応しているため、ケーブル一本つないでおけば後は車のディスプレイでタッチ操作が可能です。ウインカー部分のボタンを押すことでgoogle assistantが起動しますし、とても便利に使えています。

車に乗る際は頻繁に利用していますが、前述のようにGPSが充実しているため位置情報の迷いがなく非常に快適です。(トンネルと高架下はやはり課題です)
本体が大きくないので接続して置いてもかさばらないですし、お勧めできる利用用途です。
現在の利用状況では発熱も特に気になりませんでした。

現時点での不具合や注意点 差し引いてもバランスのよい小型スマホ

さて、ここまでいいところを中心に書いてきましたが、2021年1月時点では不具合もあります。
我が家で確認できたのは5GHz wifiの接続障害です。
どうやらW52の5GHz wifiアクセスポイントに接続ができないようです。
ただ、我が家のTP-linkのルーターはW52しか設定できないため、我が家では2.4GHz帯で利用しています。
ファームウエアで何とかなりそうなので今後に期待ですね。
ただ、2.4GHzでも速度はいまいち。アンテナ感度が悪い気がします。小型筐体の弊害かもしれませんね。
同条件で接続しても楽天miniのほうが速度が出る印象です。

バッテリーステータス
実測1700mAh

バッテリーには注意が必要で期待していたほど持ちません。
SoCも省電力でないのかもしれませんが、そもそものバッテリー実用量も2000mAhはないと考えられます。
しばらく使ったJelly2のAccubatteryを示しますが推定容量が1700mAh程度となっています。
コストダウンのためあまりいいセルを使っていないのかもしれません。
長期使用でどうなるか、今後も注視していきたいと思います。

なお、ネット上では指紋認証の精度が悪いという話も出ています。
ただ、これについては当方ではあまり問題になっていません。
確かに最初はイマイチかなと思いましたが、一つの指を複数回登録してみた結果
現在では握りこまず持ちあげる際に示指で認証できています。
※示指の上のほうの指紋を登録しておくのがポイントな気がします。

いかがでしたしょうか?
実用性がスポイルされない範囲で比較的充実した機能、スペックを持つJelly2はバランスの良い小型スマホだと思います。私は2年くらいは「メインとして」この機種を使用する予定です。
小型スマホの世界も楽しいですよ!皆さんの参加をお待ちしております。

関連記事として充電器の記事ももしよかったらご覧ください

最後までお読みいただきありがとうございました!