Jelly2は2022年も現役! 待望のAndroid11アップデートで細かい使い勝手も向上

2022年7月3日

私がメインで使用している、Unihertz社製の超小型スマホ、Jelly2。この度正式にAndroid 11のアップデートが行われました。アップデートするとAPN設定が消えるなどちょっとびっくりしましたが、BluetoothやWifiの接続性向上や待機消費電力の軽減等が行われており、2022年でも十分使用できる小型スマホとなっています。ぜひご一読を!

Unihertz Jelly2とは

Unihertz Jelly2はFeliCa対応の超小型スマホとして日本で正式に販売されているSIMフリー端末です。私が以前よりメイン機として使用しており、ポケットにスポット入る携帯性と相まって視力に不安がなくゲームをしない方には是非一度手にとってみていただきたいスマホになっています。当ブログの記事や動画もよかったらぜひ。

SoCはエントリーですが6GBメモリと128GBストレージを持ち思いの他軽快な動作と実用性を有しているため、個人的にとても気に入っています。ケースなども自作しており、当ブログには他にも関連記事がありますので興味を持っていただけたら幸いです。

Android 11アップデート降臨

2020年末にクラウドファンディングで発表され、日本版のみFeliCaが正式サポートされるなどUnihertzの本気を感じたこのスマホですが、Androidのメジャーバージョンアップは今までありませんでした。ご存知の方も多いと思いますが、往々にしてマイナーメーカーのスマホはAndroid OSのメジャーバージョンアップがあまりされない傾向があります。日本製のスマホでもおざなりにされることが多いのですが、コレは一度売った端末の更新にリソースを割く余裕がない中小メーカーでは仕方のないところがあります。

現に私が所有しているRakuten mini やRakuten Handはメジャーバージョンアップはありませんでした。日本で言えばXperiaだってバージョンアップ1回がいいところです。なので私もJelly2のOS(Android 10)がバージョンアップすることは期待していませんでした。

ところが、2022年6月、公式よりAndroid 11のアップデートが発表されたのです。セキュリティアップデートは2022年1月ですが、日本用にカスタムされているJelly2にきちんとメジャーアップデートをリリースしてくれるUnihertzには感謝しかありません。

早速バージョンアップ

早速当方でもメジャーバージョンアップを行いました。メジャーバージョンアップだけあってアップデートは1.8GB近くあります。ダウンロードだけでも時間がかかるのでWifi環境で行いましょう。リリース日は6月21日です。もし端末にアップデートの通知が来ていなければ設定の下の方、デバイス情報内のワイヤレスアップデートから確認してください。

ダウンロードが100%終了すると更新できるようになります。十分なバッテリー残量がある状態で電源に繋いでアップデートは行なってください。また、公式よりSDカードを使用されている場合は一度抜くように案内されています。忘れないように!

気づいたのですが、更新開始についてはスクリーンショットの通り、下部のボタンか、本体を振ることで更新開始が行えます。意味があるかは別としてちょっと楽しくて何回か振ってしまいました。

APN設定はリセットされます ジェスチャーナビゲーションはOFFに

バージョンアップは問題なく行えたのですが、落とし穴が2つありました。それがAPN設定とジェスチャーナビゲーションです。まずAPN設定です。基本的に皆さん好きなSIMを入れてJelly2をお使いだと思うのですが、今回のメジャーアップデートを行うとAPN設定がリセットされます。私の場合はmineoなのですが、APN設定が消えてしまいモバイルネットワークに接続できなくなりました。コレ、Wifi環境だと気付きにくいので注意が必要です。

初期の状態でのAPNはdocomoのOCNと、SPモードのみになります。他の設定をしている方はバージョンアップ後すぐ忘れずにAPN設定を行いましょう。出来れば設定項目についてあらかじめ確認しておいた方が混乱が少ないと思います。

また、Android 11にバージョンアップされたことによりジェスチャーナビゲーションが標準でONになっています。ジェスチャーナビは個人的には好きな機能なのですが、Jelly2のような超小型端末ですと弊害が出ます。下記にTwitter投稿時のスクリーンショットを貼りますが、ジェスチャーナビがオンの状態だと、最下部に黒い帯と横長のバーが出るのがおわかりいただけますでしょうか?コレがあるとただでさえ小さい文字入力と情報表示部分がさらに小さくなってしまいます。

Jelly2はディスプレイの外に静電タイプのボタンが用意されているので、ジェスチャーナビはOFFにした方が無難です。設定はちょっと分かりにくいですがシステムの中の「ジェスチャー」から選ぶことができます。

いくつかの課題、不具合が改善

バージョンアップしてしばらく使用していますが、今までの課題や不具合がいくつか改善しています。具体的な改善点は下記の通りです。

  • 5GHz帯のWifi接続性の改善
  • 以前改良されたBluetooth接続性のさらなる改善
  • Wifi BT利用時のバッテリー消費効率の改善(実測約1%/h減りました)

メジャーバージョンアップにやや懸念があったFeliCa周りについても、少なくともこの2週間で不具合は認めておらず、安心してバージョンアップして大丈夫そうです。

他にもプログラマブルキーの機能が追加されたりもしています。・・・使っていない機能なので詳細は分かりません。ごめんなさい!

2022年も楽しく使えるスマホ Jelly3が出たら購入します

私は正直なところ、Unihertzがここまでちゃんとバージョンアップをしてくれるとは思っていませんでした。FeliCaが搭載された時もすごいな、と思いましたが、この端末2万円くらいなんですよね。アップルみたいに10万円で端末売っている会社と異なり、開発コストとか保守を考えると不具合改善を含めたメジャーバージョンアップがちゃんと提供されるのはすごいことだと思います。

なんにせよ、こういうとがった商品が選べるのがAndroidのいいところだと思っているのでこれからも応援したいですね。Jelly3が出たら間違いなく購入すると思います。それまでの間、Jelly2にはまだまだメインスマホとして活用させていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました!