eSIM活用のススメ IIJmio ギガプラン eSIM は8GB 1000円ちょいで高コスパ iPadやiPhoneで利用可能

最近、iPadに入れるSIMを IIJmioのeSIMに変更しました。元々WiFi利用が多いため月額1000円程度で探していました。IIJmioのプランが月額料金が安く、また音声SIMとの合算ができるため非常に便利でしたのでご紹介させていただきます。

ギガプラン eSIMについて

以前ご紹介しましたが、最近楽天回線を解約した先としてIIJmioを利用しています。IIJmioはインターネット関連サービスの老舗で、MVNOとしても定評がある会社です。MVNOではeSIMを扱っている会社が少なくて、私がメインで利用しているmineoもeSIMは提供していません。IIJmioについては良かったら下記もぜひどうぞ。MNPする際にはコスパの高い端末を割安に購入できる可能性がありますよ。

私は上記の通り最近端末欲しさに音声回線を1回線契約しましたが、その後発見してしまったのです。このギガプラン eSIM を・・・。このギガプラン eSIMのコスパは驚異的で、2GBならたったの税込440円、8GBでも1100円です。しかも私が入るときは事務手数料も500円のみでした。データSIMは各社安いですが、1000円程度の費用で8GBというプランはあまりありません。公式ページは下記ですので、興味を持たれた方はのぞいてみてはいかがでしょうか?定期的にキャンペーンも行われています。

ギガプランでは「データシェア」が可能

IIJmioとして利用しやすいのがこのデータシェアです。このデータシェアは非常に使いやすく、今回のように音声端末とデータ通信端末等IIJmioで複数回線を利用する場合特に威力を発揮するシステムです。

この「データシェア」を利用することで2端末でのデータ通信量を共有化することが出来るため無駄がなくなります。通信量が変化した際にも得するようにプラン変更することで柔軟な対応が可能です。元々1か月繰り越せる機能がありますのでかなり自由度が高いです。MVNOはニーズに応じた使い方が出来るのが良いところなので非常にうれしい機能です。

アプリ上での表示も非常にわかりやすくて、残容量も一目でわかりますし、データシェアしている回線もすぐ把握可能です。アプリ上のデータ消費量もかなりリアルタイムに近く、正確なのもポイントが高いです。

ただ制限が一つあって、同一mioIDのみでのサービスになります。つまり夫婦やファミリーでシェアしたい場合には契約者が同一である必要がありますので注意してください。なお、ほかにも同一IDで行えるサービスとしてデータプレゼントがあります。家族と完全に容量を共有するのはプライバシー的な意味で気になるという方もこちらなら安心して使えそうです。

eSIMが利用できる端末は限られる

IIJmioでのeSIMプランは通常の音声プランより約500円、データSIMと比較しても300円安く個人的には非常にありがたいプランですが、当然eSIM対応の端末でないと使えないことには留意してください。今回私が利用したのはipadですが、Apple iPhoneの場合にはiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降、iPadでは11インチiPad Pro(第1世代以降)、12.9インチiPad Pro(第3世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad(第7世代以降)、iPad mini(第5世代と第6世代)の対応となっています。

Androidの場合は会社と端末によるとしか言えません。身近なところだとGoogle製やOPPO製が多いでしょうか。RakutenもeSIM対応端末が基本ですね。すべて網羅されているかはわかりませんが、本家IIJmioのページに対応端末も記載されているのでこちらもご覧ください。

注意事項としては、iPhoneやiPadでの物理SIMとeSIM併用の場合、「APN構成プロファイル」の存在がトラブルを起こす可能性があります。この構成プロファイルはAppleだけに存在する概念でAPNの入力を省くためのシステムなのですが、2回線のSIM発行元が異なる場合、構成プロファイルをインストールすることで他社の通信ができなくなる問題が発生することがあります。

なぜかAPN構成プロファイルは1セットしか端末に保持できない仕様のようで、通信先を切り替える度にダウンロードしなおすという手間が発生したりします。Androidではそういう挙動がないのでとても煩わしいです。何とか改善していただきたいですね。

eSIMは5G非対応

一つ注意事項はeSIMは現状5G非対応なことです。IIJmioは音声SIM等では5G通信にも対応しており対応端末との組み合わせで高速な通信が可能となりますが、eSIMでは5G通信サービスに対応していません

とはいえ個人的には帯域が制限されるMVNOにおいては5G通信そのものの必要性がやや疑問視される状態であったり、現状4Gを転用して使用している非ミリ波の5Gは重要性は薄いと思います。

MVNOを簡単に賢く使いこなして月額料金軽減を

現在はMNO(主にdocomo、au、ソフトバンク)からも比較的割安なプランがありますし、電波状況が良ければ楽天も非常に魅力的ではありますが、私のようにWiFiが主体でモバイルデータ通信はそこまで重要でない人も多いと思います。MVNOは昼休み帯や夕方などを中心にどうしても通信速度が低下しますが、今回のIIJmioのプランのように用途によっては非常に割安に利用できる素晴らしさがあります。「これにしておきなさい」というお仕着せがましいプランではなく、実情に合わせた選択と柔軟な変更が出来るMVNOを使いこなすことで月額料金の削減が可能です。使いこなし方が難しいと困りますが、今回のデータシェアのように簡単であればそのハードルが下がると思います。スマホ代のような固定費は月額料金の差が積み重なると年単位では非常に大きい額になりますので、最適なプランを探してみるのはいかがでしょうか?

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!