初心者の3Dプリンター生活1 計測、モデリングからプリントまで Fusion 360を使って プラレールの部品を作る
私を含む初心者の皆さん、3D プリンターで何を作りたいですか?
作りたいものが明確に決まっていて購入する方が今は多いと思いますが、「なんとなく欲しい」という方もいますよね。高価なものですし、父としては家族へのアピール(説得)が必要になるかも?
というわけで身の回りで役立つものを作るのはどうでしょう?
全体のまとめ
まずは簡単でちょっと必要なものを作ってみるのがいいと思います。
3Dデータを作るソフトはいろいろありますが、私はFusion360を最近使ってみています。
個人用途なら無料で使えますし、使い方も様々なメディアで紹介されています。
今回は子供が壊したプラレールの部品を作りました。
パソコンで作ったものが現実に出てくるって、すごいですね。
まずはノギスを買おう
これ、大事です。絶対必要です。学生時代以来?ものすごく久しぶりに使いました。
皆さん、使ったことあると思いますが、寸法を測る道具です。
![](https://monohoshi.blog/wp-content/uploads/2020/12/17e7f438c07e1bf49d9c531f3e452c22-1.jpg)
アナログなものですがなんと、0.05mmくらいの差が測れます。本尺目盛と副尺(バーニヤ)目盛を使って図ります。これがないと寸法を合わせてぴったりのモノを作れません。ぜひちゃんとしたものを買ってください。amazonリンク、良かったらご利用いただければ幸いです。
計測しよう
今回作ったのは子供のプラレールの連結部分です。そう、みんなが引きちぎって壊すアレです。
プリンターが来た時点で2個壊れていました。被害はこれからも増えそうです。
![プラレール 壊れた部品](https://monohoshi.blog/wp-content/uploads/2020/12/image.png)
![ノギスで測定](https://monohoshi.blog/wp-content/uploads/2020/12/e882af6776783b3d8956b784249ed083.jpg)
内径や外径、段差や溝など頑張って測定してくださいね!計測が不正確だと当然部品もうまく作れません。
ただ、この部品は本来上下が対称で両側に出っ張りがあるのですが、3Dプリンターが作りやすいように片面は平面構造に私はしました。
Fusion 360でのモデリング
計測が終わったらモデリングです。こういうただ立体化すればいいだけのパーツは一番とっつきやすいのでお勧めです。
スケッチを描いて、それをソリッド化していきます。
![プラレール 部品設計](https://monohoshi.blog/wp-content/uploads/2020/12/7ecef3ea0b30b067f0981fc9a14283f4.jpg)
![プラレール 部品設計2](https://monohoshi.blog/wp-content/uploads/2020/12/30aea1a170a2ce21451828d5fef8d847.jpg)
![プラレール 部品設計3](https://monohoshi.blog/wp-content/uploads/2020/12/042b66c79ae4b2e45c1d921cc8bb2666.jpg)
![プラレール 部品設計4](https://monohoshi.blog/wp-content/uploads/2020/12/769d88e425e03120b83ee4ed6b9d588e.jpg)
詳細なFusion360の使い方はここでは省きますが、こういうのは正直それほど難しくないです。
本当に初めてなら、やっぱりこれくらい簡単でないととっつきにくいですよね。。
これなら作れる!と思いませんか👍?
出来ました!
いよいよ3Dプリンターから出力です。snapmakerの場合は専用ソフトでG-codeを作成してプリンターにwifiで送り込みます。今回は出力詳細は割愛します。
今回は予備も含めて複数個作ってみました。こんな小さくてもちゃんと作れます。
![プラレール 部品完成](https://monohoshi.blog/wp-content/uploads/2020/12/bf56adb50112e19e62f98831d014efdf.jpg)
![プラレール 部品完成3](https://monohoshi.blog/wp-content/uploads/2020/12/33441b70268a3e7b5fc04053aac6e75b.jpg)
![プラレール 部品完成2](https://monohoshi.blog/wp-content/uploads/2020/12/f5560e4ec08809bceda90b99bd0660b1.jpg)
ちゃんと図面通りのものが出来ています。0.5mmの溝もちゃんと再現されています。
ノギスで測ってもほぼ計算寸法通りでした。
PLAは耐久性の問題はありますが寸法通りに作れるのがいいですね
こういうのができると、家族への説得力が上がります。まあ、普通に売ってるんですけどね、この部品(笑)
でも自分で図面引いたものが実際に出てくるっていうのはなんていうか素敵だと思います。
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