GPD WIN MAX は Windows11に無事アップグレード可能

2021年6月26日

まだ発売されたばかりなのに、当初TPMが認識されず「実行できません」になりました。
最終的には無事「実行できます」になりましたのでご紹介させていただきます。

当ブログではGPD WIN MAX 並びにGPD WIN MAX 2021のWindows11情報を適宜更新していきますのでよろしくお願いします。

はじめに GPD WIN MAXって?

GPD WIN MAXは中国より発売されたゲームもできるコントローラー付きの小型PCです。
CPUに10世代core i5、16GBメモリ、512GBのM.2 NVMeストレージなど最先端スペックを持ったうえ、有線LAN、HDMI装備でThunderbolt 3対応、USB-Aも2個あるなど、ゲームしなくても十分うれしい拡張性を持っています。ディスプレイが小型で解像度が低いという欠点(特徴)はありますが、10万で購入できることもありコストパフォーマンスの高いPCだと思います。詳しくはこちらの記事もぜひどうぞ。

Windows11が発表

つい先日、日本時間6月25日に発表となったWindows11。1週間くらい前に開発途中の物が流出してしまったりと、この話題で広く盛り上がっていますが、個人的には意外に変更点が少ない&ちょっと困る部分もあります。一部Androidアプリが動くとかは別途エミュレータ使わなくていいのは助かりますが、元々Windowsは自由なのがいいところなので(笑)使いたい人はあれこれやってると思うんですよね。なお、当ブログは残念ながら?ニッチなのでもう話題になっている部分は大手サイトをご覧ください。私が個人的に考えるいいところ、いまいちっぽいところは下記です。ちなみに私のPCのタスクバーは画面上にあります。だってウインドウ閉じるのも、タブ切り替えるのも、オフィスのリボンバーもみんな上じゃないですか。タスクバーだって上が良くないですか??(個人の感想です)

いいところ

  • Windowの整理がしやすい
  • 上と同じだけどマルチモニタの勝手が向上
  • Store機能が開発者に優しい(下とも関連)
  • どの程度かわからないけどAndroidアプリが動く
  • Teamsが使いやすそう
  • ウィジェットもよさそう

いまいちなところ

  • TPM2.0必須 これはかなり厳しい
  • セキュアブート必須?デュアルブートどうしよう
  • タスクバーが下固定という噂
  • 根本的なパフォーマンスの改善はなさそう

ハードウエア(TPM)の関門 セキュリティで確認可能

さて、各種webサイトで取り上げられているとおり、なかなかにハードウエア要件が厳しいです。Ubuntuなどデュアルブート環境にある方のセキュアブートの問題もありますが、個人的にはTPM2.0必須がデカい
TPMは​Trusted Platform Moduleの略で、最近のCPUではチップそのものに搭載(fTPM)されていますが、数年以上前だと非搭載であったり、別途購入してマザーボードに取り付ける仕様でした。

そもそもWindows11にTPM2.0を必須とするのはセキュリティの観点からです。Windowsは元々自由なOSなので、古くから色んな人が様々なことをしています。TPMはハードウエアレベルでの一定のセキュリティを提供できるので、Microsoftが勧めたい理由は理解できます。でも、現時点でwindows11がTPMをどう一般的なユーザーに「役立てるか」は出てきておらず、必須にすることで「ここが安全になります」というアナウンスがないので個人的には微妙です。みんなBitlocker使っているわけではないですしね・・・。

なお、TPM確認は一般的にはWindowsセキュリティで確認するのがいいと思います。下記のような感じで確認できますので是非ご確認ください。なお、MicrosoftのWindows11確認ツールも修正が入るそうなのでこの情報が古い可能性はあります。なお、私のメインのデスクトップPCであるintel 5960XはマザーがfTPM非対応でした。。。上記の通り別に買って取り付けることもできるんですが、もう古くて売ってない感じです。再販、、してくれないよなあ・・・

WIN MAXは初期状態ではアップグレード不可

さて、GPD WIN MAXですが、「こいつはいけるだろ」と思って当該チェックツールを利用したところ、まさかの「実行できません」が出てしまいました。。。衝撃。確認してみたところ、CPUに内蔵されたfTPMが働いていないようです。しかもUEFIファームで確認してもあまり項目がないんですよ。どうしようと思っていたら、ほかのwebでBitlockerのために解決された方がいました。英語でしたので、ここで紹介させていただきます。

なお、私のGPD WIN MAXはクラウドファンディングで購入後特に手を加えていない状態で、セキュアブートはオンになっていました。fTPMがどうしてOnになっていないのかはわかりませんが、私の場合はこれがONになっていないため正常性チェックで引っかかってしまったようです。

UEFI操作でOKに

解決方法は単純で、「デフォルトのロード」でした。電源ONからDELキーを連打してUEFIファームを起動し、F3を押して「load optimized defaults」を選びます。そうするとセキュアブートが一回OFFになってしまうのでセキュリティタブからONに戻して一回F4で保存しリセットします。再度UEFIに入ってセキュアブートをstandardに変更します。最後に必要かはわかりませんが、Windows Boot Manager以外の起動デバイスをすべてDisabledに変更しておきます。最後に変更を再度保存してリブート!

どうでしょうか?これで我が家のGPD WIN MAXはwindows11 Ready になりました!
GPD WIN MAXをお使いで、どこかで躓いてこのページを見られた方のお力になれれば幸いです。

実際の更新後の不具合について

最後までお読みいただきありがとうございました!