Fire HD 10 Plus エッセンシャルセット レビュー 用途限定コスパ最強マシンです

2021年7月1日

Amazonの、Amazonによる、Amazonユーザーのためのマシン。嫁さん用に買いましたが、この用途であれば間違いなく最強だと感じたのでレビューさせていただきます。完全なる衝動買いですがプライムデーって、人を狂わす何かがあると思うんです。

まずはじめに Microsoft 365について

エッセンシャルセットにはMicrosoft 365 personalが付属しています。元々自分に必要があったのはコレで、要はサブスクのMicrosoft Officeです。このサービスにはオフィスの無条件アップデートだけでなく、Onedrive 1TBという大容量クラウドストレージがついてきます。これは月1000円としてはかなりの大容量です。デスクトップやドキュメントもすべて同期できるため複数台のPCの管理や買い替えなどの際かなり役に立ちます。
また、意外に知られていませんがSkypeの毎月無料通話60分がついてきます。日本国内だと番号が通知できないという問題がありますが、固定電話へかけることも出来るためお店への問い合わせ等、結構重宝します。

Microsoft 365はどこで購入しても、マイクロソフトアカウントに紐づけする仕様で、クレジットカードでの自動更新もできますが、自動更新だと年間約12000円かかります。月1000円ですね。
しかし手間を惜しまなければ、自動更新より割安でamazon等でコードを購入することができます。コードを入力することで期限を1年間延長できるシステムで、これだとクレジットカードよりちょっと割安です。これをプライムデーで狙うのは個人的には定石です。

しかも、今回は丁度期間限定でOffice 3000円キャッシュバックキャンペーンまでやってましたので、個人的には「買うしかないタイミング」だったと思います。どうせそのうち買うなら安いほうがいいですよね。

プライムデーの魔力 通常でもお得ですが・・・

そんな訳で「お得にオフィスを買う」ためにプライムデーを覗いていたら、ちょっと前話題になっていたAmazon Fire HD 10を見つけてしまったのです。Fire HD シリーズが全部安くなっていて、先のMicrosoft 365に数千円ー1万円追加するだけで10インチのタブレットとBluetoothキーボードカバーケースがついてきちゃうことが判明しました。今回の場合は、4GBメモリと無線充電に対応したplusの32GBのものが約2.2万円でした。(*6月末現在、約2.8万です)

ただでえ安いのに、プライムデーでさらに値下げされるとモノスゴイ破壊力(コスト的な意味で)です。この魔力に負けて、気がつくと『ポチッと』してしまう訳です。物欲とは恐ろしいものです・・・・。いくつかWebサイトではやはりこの魔力に惑わされて購入された方が多いみたいですが、Officeキャッシュバックには触れておられなかったと思います。公式にもありますが、プライムデー周辺で購入された方は、7月末までの申し込みでキャッシュバック三千円の対象なので、必ず申し込んでください!!

セットのものと単品でのリンクをこちらに貼らせていただきますのでよろしければご利用ください。

今はHD10 plusやキーボードのセットは販売されていません。(無線充電のニーズが少なかったのかも・・・)

Fire HD 10 Plusについて

多くの方がご存知の通り、Fire HD 10はAmazonサービスに最適化されたAndroidベースのタブレットです。Google Playに対応していないのでアプリは限られますが、限られたコストの中ではかなり頑張った作りになっており、6月末現在、単品で1.9万です。ご存知とは思いますが一応私が考える特徴を挙げておきます。

  • 10.1インチ フルHDの最低限が確保された液晶 ベゼルは厚め 基本プラ製
  • MediaTek MT8183 Geekbench 5 マルチコアで1400と SD670くらい (Jelly 2同等)
  • メモリ4GB 用途考えれば十分 
  • ストレージは32Gか64Gと限定される microSDも使える
  • 長辺横設置のスピーカー、映画試聴時正しいステレオになり、音も意外に良い(Atmos対応)
  • カメラも長辺側に設置されており、webカメラとして最低限の性能はある。
  • widevine L1なので、各種サービスのHD画質がきちんと再生できる。
  • 2分割でマルチタスク可能
  • Plus限定ですが、ワイヤレス充電対応
  • androidじゃないのでGoogle playはない
  • Chromeは使えない 当然一部webサービスが非対応

どうでしょうか。個人的には仕事で使わないなら、もしくは私の妻のようにライトユーザーがちょっとしたパソコン代わりに使うなら十分すぎると思います。特にエンターテインメントとして、多くの激安タブレットが対応していないwidevine L1対応は貴重です。(これがL3だとHD動画の再生ができません)

また、つい先日Windows11が発表され、AmazonアプリストアがWindows11に対応することになりました。おそらくAmazonアプリストアはこれから対応アプリが増加することが予想されますので将来性にも期待ですね。

付属のキーボードについて そんなに悪くないと思う

付属する専用のキーボード、正式名称が「Fintie 取り外し可能なBluetooth キーボード付きカバー (Made for Amazon認定取得)」と、とても長いのですが、単品購入もできます。他のレビューを見ていると結構酷評されることもあるこのキーボード、実際どうなのかなと思っていたのですが個人的には悪くないです。
厳しい意見が主に出るのはライターさんとか、PCで文字を打ちまくっている方が多いと思うのですが、このセットの対象はもっとライトユーザーです。そこまでブラインドタッチで高速に文書打つ必要ない方にとっては十分なキーボードです。amazon専用らしいショートカットとか、むしろ嫁さんは喜んでました。

Bluetooth接続で待機電力も抑えられ、一度フル充電したら最大使用時間400時間、待期期間は1年です。癖があるのは確かなので、公式ページのショートカットは確認すると良いと思います。個人的には使用頻度の高いF10に相当する英数変換がないのは残念なポイントです。

重量があるのはいただけませんが、結果として丈夫そうで、タブレットを開いても反対側に倒れることもなく、ノートPCライクに使用することが出来ます。デタッチャブルでタブレット部分のみでも使用出来るので縦画面でも使えます。なお、一般的な2 in 1同様、開く角度には制限があります。

AmazonのAmazonによる、Amazonユーザーのためのセット

当然ですがAmazonサービスとの親和性が高く、 Amazon musicで音楽を聴きながらKindleで本を読んだり、プライムビデオ再生しつつSNSチェックしたり、Amazonサービスを利用しながら使う日常利用の10インチタブレットセットとして考えると、ものすごくしっくりきますし、そういう用途で購入するなら恐ろしいコスパです。なにせ実質1万円台ですからね・・・。Officeがついてくるのが売りなのでしょうが、実際はOfficeは別マシンで使って、エンタメに徹するのがこのタブレットの正しい使い方だと私は思います。私の嫁さんには本当にぴったりの品でした。なお、タブレット用Officeはちょっとした確認程度に使うのがお勧めです。せっかく赤字確実でこのタブレットを出してくれているのですから、Amazonにどっぷり浸りましょう(笑)

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。