初心者の3Dプリンター生活3 プラレールとIKEAレールの相互乗り入れを可能にしてみました

2020年12月28日

2021年1月stlファイルを追加しました、下のほうのリンクを参照ください

おもちゃの王道の一つであるプラレールですが、我が家にはもう一つIKEAレールがあります。
商品コンセプトが異なるでしょうが、せっかくなので一緒に遊べるように接続部品を作ったところ
多くの方にお褒めの言葉を頂戴いたしましたのでご紹介させていただきます。

始めにお礼申し上げます

子供が寝た後にこのブログを書かせていただいています。
きっかけは今朝(12/27)、この部品を作ったあとのtwitterで、歴1か月の私のつぶやきを多くの方にご覧いただいたことでした。
リツイートいただいた方々やいいねをいただいた方々、ありがとうございました。
経験もないので色々な方が見てくれてとてもうれしかったです。
ブログも含め初心者ですのでtwitterの礼儀がわからないので失礼があったらすいません。
これからも色々教えてください。

プラレールとIKEAレール

プラレールは皆さんご存じと思いますが、IKEAのレールはこんなやつです。
プラレールより対象年齢層がやや幼い感じですが、木製でちょっとかわいい感じです。
木製って高いイメージですが実は値段も結構安いです。
電動で動く車両もあり、遅いですがトルクがあり負荷と勾配には強いです。
レールは下記のような感じで、接続部は単純ですが寸法誤差も結構あり緩めに造られています。興味がある方は公式ページをどうぞ!

IKEAレールとプラレールは素材も厚みも異なりますが、軌間というタイヤの幅はほぼ同一でした。
せっかくある2種類のレール、ごちゃまぜに遊べたほうが絶対楽しいですよね。
3Dプリンターもあることですし、ないなら造ろう、ということで相互接続部品を作ることにしました。
さすがにタカラトミーさんは未来になっても多分作ってくれないでしょうし。

接続用部品の設計

以前プラレールの部品を作ったのと同様モデリングはFusion 360を用いています。
モデリングも初心者なので、地道にノギスで寸法を測って遊びを設ける以外はほぼ原寸です。
接続部品だけであれば裏面は不要なのですが、子供が表裏気にしなくてもいいように、
必要に応じてカーブや勾配などバリエーションを自由に増やせるようにこの設計図にしています。
レールの長さは全く決まりはないですが、勾配があるので短すぎない程度とこれくらいにしました。

モデリングデータはstlの形で配布させていただきます。
先に記載した通り、下が平面ではないため3Dプリンターで印刷される際はサポート付きにしてください。
FDMの場合は0.2mm以上にすることで積層跡がいい感じに滑り止めになると思います。
初心者が作った配布するのもおこがましいデータですがよろしければご利用ください。

なお、私が使用している3Dプリンターはちょっと高いですがこちらです。でも、安いのもありますよ!

実際の部品

こちらが実際に作ったものになります。twitterにも出させていただいている通りです。
どうなるかなと思いましたが実際作ってみるとほぼ予想通りの状態で出力されました。
勾配も緩いためプラレールの車両も問題なく通ることが出来ました。
ちなみに3Dプリンターに詳しくない方もいらっしゃるかと思うのでちょっと補足させていただきますが
プリンターからは最初の写真のように造形されます。
勾配があるため、宙に浮いてしまう部分には裏から見るとサポートと呼ばれる補助が付きます(2枚目)。
それを取ってきれいにすると裏面がちゃんと出てきます(3枚目)。
きれいに見えるのは写真で出ている表面ですが、逆にしても問題なく機能します。

また素材はPLAという生分解性のプラスチックであり、比較的環境負荷も少ないと言われているようです。
なお、私が使用しているのはsnapmaker2.0 という3Dプリンターになります。この機種はちょっとお高いですが、現在3Dプリンターは2万円程度からありますので仲間になっていただける方はぜひお待ちしております。
興味がわいた方は下部の過去ブログもお読みいただければと思います。

また、今回作った部品も社外品であるテクダイヤノズルを用いて出力しています。安定してとてもきれいに出力できる優秀なノズルです。2021年1月に製品化されるとのことですので楽しみに待ちましょう!

使ってみての感想

実際3歳児と遊んでみましたが、反応は上々です。
適当にとっかえひっかえやるのでもう数セット作ったほうがいいかなと思っています。
ただ実際はIKEAの列車とプラレールはかなり速度差があるのでそれを考慮したり調整したりポイントを作るなど
同時に上手に運行するのは小学生でも難しいかもしれません。長く遊んでもらえそうです。
今は持っていないですが、IKEAのレール50点セットが2500円と安いので組み合わせるとさらに楽しそうです。
次は車両の相互接続部品を作ろうかなと思っています。

過去のブログはこちら

もしよろしければご覧いただければうれしいです。

最後までお読みいただきありがとうございました!