アイデア次第で用途は無限大? スマートプラグ Tapo P105 レビュー 外出先からのPC起動が簡単に
外出先から自宅のデスクトップPCを起動させる(WAN経由WoLの代替)ため、スマートプラグを購入しました。外出先からACのオンオフができる為、3Dプリンターの非常時電源OFFなどアイデア次第で様々な使い方ができそうです。使い勝手もよく安価であるため試してみたい方にもオススメですのでレビューさせていただきます。
スマートプラグって何?
スマートプラグはコンセントに直接刺して使用するネットワーク対応のコンセントです。製品としては非常にシンプルで、プラグをコンセントにつなぐ、外すを屋内や野外から操作できる、ということになります。
一瞬「なんの役に立つのそれ?」と思う方もいらっしゃると思いますので例を下記に挙げておきますね。
- ネットに対応していない古い機械(扇風機等)の電源オンオフ操作
- 照明のオンオフをタイマーなど時間を指定して行うなど利便性、防犯に寄与
- 朝の電気ポット等の自動化(空焚き等取扱い注意)
- 3Dプリンター等の電源非常停止
- 外出先からのPC電源オン←今回のはなし
いかがでしょうか?最後は完全に私の趣味ですが(笑)、結構使い道があることがお分かりいただけると思います。ネットを見ると熱帯魚の照明などにも使われている方が多いようです。2021年6月現在、1000円くらいで買えるお手軽さも魅力です。
出来る内容がシンプルがゆえに、用途ありきの商品かなと思います。今回はこれを使って外出先からのPC起動を簡単に実現できました。
右のamazonリンクも良かったらご利用くださいね。
2021/6/21 追記です。
amazonプライムセールで2個セットが1720円に値下げされてます。ちょっとショックです(笑)
モノはいいと思うので、プライム会員の方は是非ご検討ください
Tapo P105について TP-linkのホームネットワーク製品
Tapoってあまりなじみのない単語ですよね。TapoはTP-linkのライトユーザー向けのブランドです。以前ご紹介させてもらった、監視カメラと同じラインで、カメラと同じアプリで管理、制御が可能になっています。同じTP-linkでもkasaというシリーズもあり、こちらは管理アプリが別になるようなので注意してください。
我が家で現在使用中の監視カメラTc70については下記ブログも参照いただければ幸いです。
P105はとてもシンプルなスマートプラグです。大きさは必要最小限で、ほかのコンセントの邪魔になりにくくなっています。本体の外観は下記をご覧ください。まず箱からして小さいことがわかると思います。ついいくつか買ってしまいそうな大きさです(笑)パッケージもシンプルで特に用途が書いてあるわけではないのでお店に置いてあっても何に使うものか伝わりにくそうです。中身もシンプルでほぼ本体のみの容積です。
ボタンも初回ペアリングに使用するための一つしかありませんが、コンセントに刺せば電源ONなので迷うことはありません。初回設定時はコンセントにTapo P105を差し込んでからボタンを押しBluetoothで初期設定を行います。スマホ側にはあらかじめTapoアプリを入れておき、アプリ上から機器を追加してTapo P105とペアリングします。自動的にスマホとのやり取りが行われ、Tapoがwifiアクセスポイントにアクセス可能となれば準備完了です。アプリ側からはコンセントの状態が見えるようになり、タップでON/OFFの切り替えができます。
今回の使用目的 外出先からPC電源ON!
ここから先はちょっと専門的なお話です。私がどうしてこの製品を買ったかというと、外出先からのPC電源ONが行いたかったからです。ご存知の通り、外出先からリモートデスクトップ接続を行うためには電源が入っている必要があります。LAN内であればWoL(Wake on LAN)を用いて、ブロードキャストアドレスにWoL信号を送信すればMACアドレスで指定したPCを立ち上げるのは容易です。(Windows側やBIOS設定でWoL関連をオンにしておく必要がありますが。)
しかし外出先、つまりWAN側からこれをやろうとするとなかなか大変です。我が家のルーターは外からブロードキャストアドレスに信号を送信する仕組み自体がありませんでした。試しにルーターのポート開放を行ったのち試してみましたが、電源を切った後すぐであればWANから直接PCの起動ができましたが、ARPテーブルが破棄されてしまうとやはり外出先からの起動は不可能でした。
WAN内に何らかの形でアクセス、つまりラズパイなどを24時間稼働の自宅サーバーにしてそこから操作する方法もありますが、正直手間も費用も掛かります。起動さえすれば外出先からリモートアクセスすること自体は容易なので、BIOSの「停電復旧機能」を利用してこのスマートコンセントを使用したWoLもどきを構築した次第です。やってみると案の定バッチリ。一回Tapoアプリ上でP105の電源をOFFにして、再度ONにすると、PCの電源が入りました。この停電復旧機能は元々サーバー用途で使用している場合を想定して搭載されている機能です。デスクトップパソコンであれば多くの場合搭載されていると思いますが、試される場合ご確認くださいね。
スケジュール設定あり 充電自動停止 3Dプリンター等色々使えそう
このコンセント(というかアプリ?)にはスケジュール機能が搭載されています。日の出、日の入りという季節ごとに変わるスケジュール機能もあるので照明など暗くなったら自動でライトをつける等が可能です。面白い機能はお出かけモードで、これは指定した時間にランダムにON/OFFするというモードです。ラジオを鳴らすなど、防犯用途にも利用できそうです。
満充電になりっぱなしが良くないといわれるスマホ充電などを夜中にオフするようにしておけば充電制御が出来そうです。以前のブログのカメラと合わせて、遠隔操作で緊急電源OFFなんかも出来ますね。普段使用しているものによって、アイデア次第で様々な用途に応用できそうです。熱が出るものなどは取扱いに注意が必要だとは思いますが、皆さんは何に使いますか?よかったら教えてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた。
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