GPD WIN MAX 2021 レビュー その2 ゲーム機としても実用性あり スリープからの立ち上がりも素早く Switchみたいな使い方も出来ます

3DMARKと「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」、並びに「Forza Horizon 5」を試してみました。持ち運び前提で全てバッテリー動作下でのレビューですが、バッテリーは持たないものの、極めて実用的に動作しましたのでご報告です。サイズが大きいのは確かですが、素直にすごいと思いました。Youtubeに動画をアップしますので動きを見たい方はそちらもどうぞ!

GPD WIN MAX 2021のゲーム性能って?

前回のブログでCPU周りのスピード感とWindows11をクリーンインストールしたGPD WIN MAX 2021ですが、やはりゲーム機としての実用性がホントのところはどうなのかは気になりますよね。既に色々なところで目にする通り、Intelの11世代CPU内蔵のIris Xeは内蔵グラフィックの割にはかなり性能が良いことはわかっています。ですが外部電源なしの状態でどの程度のパフォーマンスなのかは気になっていました。

GPD WIN MAX 2021はUEFIでTDPの調整が行え、28Wの最大負荷に耐えうる冷却機構がついているのが売りです。今回はこれを最大限に使ってみることにしました。行ったのは3DMARKのスコア測定と、実際のゲームとしてうちの子供達の趣味を反映したForza Horizon 5と、鬼滅の刃を試しました。特にForza Horizonは超最新のオープンワールドレースゲームで、要求スペックもかなり高く、そもそもちゃんと動くかも疑問でした。

一応環境は以下の通りです

  • GPD WIN MAX 2021相当(マザーボード換装)
  • core i7-1195G7 LPDDR4x メモリ16GB(オンボード)
  • ストレージはPCIe4.0 512GB(オリジナルはPCIe3.0 1TB)
  • バッテリー動作(TDP 28W)
  • Windows11環境
  • ドライバはIntelの最新版を使用
  • ゲームはデフォルト設定でインストール

3DMARK の結果

さて、早速ですが上記環境での3DMARKの結果です。行ったのは定番のTime Spy、Fire StrikeとWild Lifeになります。結果は下記の通りですが、内蔵GPUとしてはやはり10世代core と比較してかなり向上しています。ベンチマーク中の動作を見ても旧MAXと比較してのフレームレート向上は明らかでした。本機の結果を下記に示しますが、旧MAXのTime Spyが900くらい、Fire strikeが2500くらいなのでざっと2倍です。マルチ環境に対応するWild Life Extremeも4000ちょっとといったところで、スマホ等と比較するとスコアは高いです。(Android で2000くらい、Apple A15で2600くらいみたいです。ただM1だと4000超えです、凄いですね)

Tiger lakeがリリースされたときに2倍というリリースがあり、みんな「ホントかな?」と疑問を持っていたところでしたが、額面通りで良い意味で裏切られたのを記憶しています。本機の場合は冷却系を含め見た目はそのままにリアルに2倍の性能が達成されており素晴らしいと思います。

鬼滅の刃は出来る?

Steamで購入した、「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」ですが、うちの次女が鬼滅ファンなので購入しました。どうしてSwitchで出さないのかな?そのほうが売り上げ伸びそうな気がしますし、ハード的にも出来そうな気がするのですが。
ちなみに私は普段あまりゲームはやらないのですが、コントローラーとしてGPD WIN MAX 2021を見るとかなり大きいです。浮かせて持つのは無理があってすぐ疲れます。現実的には小指を筐体と机の間に差し込んで本体を軽く前傾させつつ、示指と中指でLRボタン部を支えながらプレイすることになると思います。

さて、実際やってみるときびきび動きます。品質は中くらいにしておくことで派手なエフェクト部分もカクカクすることなく快適にプレイできます。画質を試しに高にしてみましたが、ゲームへの支障は少ないものの、技や奥義などの際にフレームドロップが多く発生しました。いかに1280×800の解像度でも最高画質を保てるほどのパワーはないようです。なお、解像度の不足は少なくともゲーム中は感じないと思います。元々8インチで画面もそれほど大きくないですし、任天堂switchと解像度は変わりませんからね。

バッテリー駆動で十分に動きますので、現状数が少ないと思われるモバイル鬼滅マシンとして十分に楽しめると思います。実際の動作の様子はブログ最後にあるYoutubeをどうぞ。

Forza Horizon 5も設定次第で快適

 さて、重量級?ゲームのForza Horizon 5です。まず起動しようとすると「GPUがサポートされていない」と警告されます。それもそのはず、このゲームの要求最低スペックはVRAM4GBのGTX970やRX470相当です。どんなものかと思って無視してゲームをスタートしてみました。初回起動時は自動調整?がかなり時間がかかりますが、ゲームは意外にもよく動きます。快適に動かすにはグラフィックは「低」を選択する必要があります。でも、「最低」ではなくても動くのはかなり大きくて、オープンワールドの本作の醍醐味を十分楽しむことが出来そうです。

ただ、現状のドライバーではスリープ後などにフリーズすることがありました。その場合はいったん再起動することで改善します。メインメモリから流用するVRAM周りの挙動なのではないかと思っていますが詳細は不明です。そのうち改善する可能性はありますが現時点では数少ない問題点ではあると思います。

しばらく遊んでみていますが、上記以外は問題なくゲームできている一方で問題点があるとすれば、バッテリーでしょうか。鬼滅の刃と比較して明らかに消費が大きいです。10分で10%以上は余裕でなくなります。フルスクリーンだとバッテリー消費に気づきませんが、レースに熱中しているとバッテリー切れに見舞われそうです。ただ発熱に関してはあまり問題なく、ファンの音は大きめですが持っている部分も含めプレイし続けも問題はなさそうです。モバイルバッテリーが必須ではないかと考えます。ただ試していませんが充電しながらゲームするとバッテリーへの負荷は大きそうです。

ほかの問題としてはコントローラー側の限界で、R2L2がアナログではない為、アクセルブレーキ操作には慣れが必要ですね。動きについては是非動画もご覧ください。

ゲームは中断できる? スリープ、休止状態からの復帰は?

これが我が家では重要だったのですが、ゲームを途中で止められるのか、という問題です。ご存じの通りSwitchなどはゲーム途中でいつでもサスペンドにできます。セーブが出来なくてもそこで中断出来るんですよね。私のような世代の人間からするとものすごい便利な機能なんですが、GPD WIN MAXではデフォルト設定でこれが比較的スピーディに実現できる状態でした。

Windowsの挙動として、デフォルト設定でディスプレイを閉じる等、スリープに入ったまま放置すると、自動的に休止状態に移行します。休止状態では電源がOFFになるため、バッテリーを消費しません。GPD WIN MAX 2021はスリープ時のバッテリー消費も少ないですし、休止状態からの復帰も特に当環境ではかなり早いです。ゲームのポーズボタンも左手からアクセスしやすい位置にあるので、Switchほどの快適性はないにせよ迅速な復帰が可能です。モバイルゲームマシンとしては非常にうれしいところです。

実際の動作はYoutubeでどうぞ

動作の感じはなかなか伝えにくいのでYoutube動画を作りましたのでこちらもよかったらご覧ください。これだけ動けば十分なんじゃないでしょうか?

大きめで厚いですが、万能感があります

ということで、内蔵グラフィックとCPUが大幅に強化されたこのGPD WIN MAX 2021はかなり万能なモバイルゲーミングPCといっていいのではないかと思います。この手のPCとしては大きめだったり厚かったりしますが、ディスクリートGPUを積んだ本格的なゲーミングラップトップは気軽に持ち運べるサイズではないため、こういうPCは非常に貴重です。個人的にはさまざまな製品が選べるところがWindowsPCの良いところだと思っていて、こういうニッチかつ実用的なPCは実に好ましいです。

また、旧MAXを含め当ブログでもお伝えしてきた通り、拡張性に優れ、キーボードとコントローラーが一体化した当PCは現状できないことがほとんどありません。長くにわたって愛用できる1台ではないかと感じています。興味を保たれた方は当ブログのパソコン関連から別記事もぜひご参照くださいね。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!