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初心者のための3Dプリンター生活3 17年乗っていた愛車を造ってみた 1年ぶりだね相棒!

2020年12月18日

17年乗り、1年前にお別れした愛車のモデルを作る。これが一番やりたくて私は3Dプリンターを買いました。子供が寝た後ちょっとずつ、3DCGソフトの使い方を勉強することから始まり自分でモデルを作成し最終的に実物に。とりあえずちっちゃいですが、最初のモデルが完成しました。
目標があったほうが楽しめるし頑張れるし、上達できる気がしますよね。
今回は個人的な内容のブログですが、同じようなことを考えるどなたかのためになれば幸いです。

愛車とのお別れ プラモデルもミニチュアも入手できず

2019年冬撮影 愛車エアトレック

ちょうど約1年前に17年間乗ったエアトレックという三菱の車を手放しました。
この車は嫁さんと付き合いだしたころに新車購入して、以後家族みんなが大好きな車でした。
写真見てわかっていただけるかと思うんですが、17年経ってると思えないですよね。
故障もほとんどなく、10数万キロ乗っていたのにトラブル皆無でしたが、家族5人での乗車が限界に。
仕方がないとはいえさみしいので、ミニチュアかプラモか、記念に残そうと思ったのです、が。
とてもマイナーな車なうえ販売終了後10年くらい経っているので何もなかったんですよ。
完全に贔屓目ですが今売っても売れるじゃないかと思うくらいいい車なのに・・・
がっくりでしたorz。

ないなら造るしかない

元々ガジェットは好きですし、3Dプリンターのことも少しは知っていました。
調べてみると、今はフリーの3DCGのソフトもあり、PC上で作る分にはお金もかからない。
また、エアトレックの自動車税還付と買い取り業者さんが残してくれた数万円も手元に。
実現可能とわかったからにはもう造るしかないな、と思ってしまったわけです。

家族にも「ないので造ることにしました!」と宣言し、(費用が掛からないので)設計から開始。
無料で使えてチュートリアルなども豊富だったblenderを使い始めました。
最近はFusion 360 を勉強中です。3Dプリンターで出力することを前提とした場合、部品作成や寸法など応用が利きやすい気がします。

blenderでモデリング

使い方も全く分からなかったため色々な方のチュートリアルビデオ等を見て学びました。
この場を借りてblender使いの優しい皆さんに心から感謝を。いつもありがとうございます!
いきなりボディは難しそうだったので、比較的単純な形状で基本操作を学ぶこととし
最初はシートをモデリング。なお、今回の造形はボディだけですが、いずれ全体作ります。
せっかくなのでシェーディングもお勉強しつつ、ボディも作成。
途中仕事等で忙しかった時もありますが、最終的におおよその形ができました。
車に魂が入る気がして、ヘッドライト等もやってみましたが、難しかったです。

3Dプリンターで造形するには厚みが必要

ある程度出来てきたところで思いました。「ところでこれ、どうやって造形するの??」
調べてみると驚愕の事実が明らかに。
厚みが必要なんです。表面だけで出来ている車はありえなくて、厚みがないと造形できません。
最近もやらかしましたが、細かく形を作った後厚みをつけるのは大変です。
私の場合は凹凸が多かったため厚みを付けた際に法線がめちゃくちゃになってしまいました。
厚みもどの程度つければいいのか、PC上だとよくわかりません。
結局、まずはボディだけ3Dプリント用に修正することになりました。

皆さんも最初のうちに厚みをつけてから、細かく作るようにしてくださいね。
他にいい方法があったらむしろ教えてください、よろしくお願いいたします。

3Dプリンター選定と購入

ある程度目途がついたところで3Dプリンターも購入検討に入りました。
予算はエアトレックが残した4万円を含め10万程度と決めました。
当初は鉄板のFlashforge adventurer3を購入しようと思っていたのですが、記事を物色しているうちにSnapmaker2.0を発見。最初から良いものを買ったほうが結局無駄が少なそうでしたし、色々遊べそうなのに当時のドルでは約10万であったことから半ば衝動買い的に購入してしまいました。。
その後はブログでもご紹介している通りです。
単純なものを造形してみることから始め、前記事にもある通りテクダイヤノズルにも出会いました。

なお、snapmaker2.0は日本販売が開始されましたが17万弱からとなかなかいいお値段です。
でも物はいいので下記レビューもご覧いただければ幸いです。

ついに愛車初号機完成(ボディだけですが)

お別れから1年の時を経て、ついに初号機を造形。
申し訳ないことに、そわそわしていてちゃんと写真撮っていません。
サポートも今まであまり付けたことがなかったため、Meshmixerを使用してツリー状につけたのですがあまりにうれしすぎて気づいたら外してました。印刷前の状態については画像も参照ください。
サイドミラーも一体成型しましたが、さすがのテクダイヤノズル!ばっちりでした。

とりあえずのつもりだったのですが、印刷すると嬉しくなってしまい、ダイソーで買ってきたやすりとアクリル絵の具で色も塗り、ひとまず完成!
ただ、ドアの凹凸なんかもないので油性ペンで書いてます。
ちなみに今回、ライト部分は出力していないため、あとからアルミ箔をつめて光沢を出しつつ、木工用ボンドでカバーっぽくしてみています。・・・へたくそですいません。
今後やってみて、まずはモデルをブラッシュアップする必要があると感じました。
凹凸もはっきりさせたほうが小さいモデルだとよいように思います。
ミニ四駆サイズにして走れるようにもしたいですし、最近Fusion 360で作成中のリーフも造形したいですね。

長文お付き合いありがとうございました!
今後ともよろしくお願いいたします。