歯科医師ではないけどおススメの電動歯ブラシ ソニッケアー 4000円台の最廉価機種で必要十分
今回は趣向を変えて、大学生の時から20年以上継続して私が利用しているソニッケアーシリーズの紹介です。歯科医師じゃないけど、簡単に良く磨けて、故障もなく1回買うと5年以上は余裕で使える印象を持ってます。最廉価機種なら本体もあまり高くないので紹介します。歯は大事ですよね!
フィリップス ソニッケアーについて
フィリップス(Philips)は元々はオランダの企業で、そこまで日本でなじみのある電機メーカーではないと思います。特徴的な髭剃りやこの電動歯ブラシなどのヘルスケア領域は頑張っている印象で、MRI等中心に医療機器では日本でもよく使われているメーカーです。私の地元名古屋では名古屋大学と連携が行われていたりもします。なお、フィリップスブランドでイヤホン等も販売されていますが、こちらは売却されたもののようです。(Wikipediaより)
そんな中、今回のソニッケアーはおそらくフィリップスが日本国内で個人向けに取り扱っているものではおそらく最大のブランドで、代表的な電動歯ブラシの一つです。フィリップスは知らないけどソニッケアーは知っているという方も多いのではないでしょうか?ソニッケアーの歴史を調べてみると、PRタイムズのニュースリリース内に結構詳しく書かれていました。
これによれば1980年代にオプティバ社が開発し、1992年から販売。日本では1996年から販売が開始されたとのことです。私が使い始めた2000年くらいは昔は形も違って筐体も太くて重くて、ヘッドの形ももっとごつかったのでよく覚えています。
ちょっと探したらヨドバシカメラの商品として画像が残っていたので貼っておきます。私が最初に使っていたのはもっと昔の奴だと思います。大分大柄なのがわかりますよね。でもこれでも基本的な技術基盤は同じであったと思います。既に完成された技術ですね。
ソニッケアーの魅力 簡単綺麗に磨ける オーラルBとの違いは?
主観になってしまいますが、ソニッケアーの特徴です。ソニッケアーはヘッドが振動する音波歯ブラシというタイプで、ヘッドが毎分31000ストロークで振動しながら磨くとともに、生じた水流が少し離れた部分や歯間の汚れを落とす感じですね。歯茎のマッサージ効果もあり歯周病予防にも効果があるとの事です。
基本的には歯を上下左右4か所に分けて、30秒ずつ合計2分(お知らせあり)で磨きます。振動で磨くのでごしごしてはだめで、軽く当てるだけです。なので歯茎を傷つける心配もあまりなく、研磨剤が入った一般的な歯磨き粉も使えます。(量もちょっとでOKです)
勝手に表を作りますが、よく比較対象となるブラウンとの違いは下記の通りです。なお、ブラウンもちょっと使ったことありましたがゴリゴリしすぎて好みではなかったんですよね・・・。また、オーラルBのioというものはソニッケアーより良い!とブラウンは言っており、エビデンスがいくつもあるようで紹介されています。結構長く磨く方もいらっしゃるみたいですね。私はずぼらなので2分きっかりで終わらせてます。
シリーズ | ソニッケアー | オーラルB |
方式 | 振動(音波) | 主に回転 |
ブラシ形状 | 歯ブラシ型 | 丸形 |
洗浄力 | オーラルBより控えめ | 強力 |
価格 | 4000円台~ | 2000円台~ |
大きさ | 小さめ(細め) | 全体に大きめ |
重さ | 90g(本体) | 100g程度~とのこと |
音 | それなりに大きい | 大きいらしい |
保証期間 | 2年 | 1年 |
いずれにせよ、手で磨くよりもきれいに磨ける、という点はどちらも強調されてますね。色々見てみた範囲ですと、磨く力が強いのは回転式のブラウンのようです。webサイトなどでもその優位性の主張に余念がありません。ただ磨く力が強いためにその分トラブルも散見される様子でもあります。ソニッケアーは矯正中なども使えるとされており、汎用性とやさしさが売りなのかな、と感じました。(主観です。)
歯磨き機能は変わらないので安いベースグレードで十分
電動歯ブラシ、高いイメージがあるかもしれませんが各社とも安いものも用意されています。表通りオーラルBのほうが最廉価機種は安いです。一方ソニッケアーのほうは基本的には磨く機能は全ての機種で同一です。色々付加機能やモードが加わったりして差別化がなされているだけです。ブラウンは上位機種のほうが磨く能力そのものが向上しており、大きな差異ではないかと思います。
ですのでそこまでこだわりがないのであれば、ソニッケアーの場合はベースグレードが安くてお買い得だと思います。また、我が家では替えブラシすら純正を使っていません・・・。メーカーからすれば「性能が発揮できない」のかもしれませんが、安いブラシを割と気軽に替えていくスタイルにしています。購入しているのは8本入りで1800円程度のブラシモという下記商品になりますが品質にも問題を感じてません。きれいに磨けていると思ってます(笑)。なにより純正ブラシ、高いんですよ。長期に使うことを考えるとブラシのコスパは重要になります。品質に差はあるのでしょうが、それが虫歯の発生につながったりもしていません。ちゃんと定期的に交換すればいいんじゃないかと思います。amazonリンク貼らせていただきます。
なお、基本的な磨き方は公式ページで紹介されています。手もあまり動かさなくていいですし、時間も2分で決まっているので非常に扱いやすいです。30秒ごとに一瞬動作が止まる感じで知らせてくれるので順番に磨きましょう。
今回購入のソニッケアー 2000シリーズ
ということで今回購入したのはベースグレードのものになります。今までのものも同じタイプで、2018年10月に購入したものです。スイッチ部分等がだいぶ傷んでしまい、磨き具合も悪くなってきていたため買い替えになりました。約6年、家族2-3人で利用していることを考えると相当長持ちです。この20年以上で何回か買い替えていますが電池寿命や振動部分の痛みで経年劣化によるものでした。
見たことあまりない方もいらっしゃると思うので外観など上の写真でぜひどうぞ。充電器はUSB-A型でアダプタは付属していません。コストカットされていますが、そう困る方もいらっしゃらないでしょう。個人的には専用アダプタ付けられるよりずっと勝手が良いです。非接触充電で接点トラブルがないのは水濡れの観点からも良いですね。
本体そのものはものすごくシンプルなつくりになっています。ボディは完全にはめ込みなので壊さないでの分解修理は困難ですね。LEDも電池の状態のみ。上位機種だとこの辺も増えたり、モード切替用のスイッチが増えたりします。コロコロ転がらないように裏側には突起がついています。使い勝手は非常に良いですし、かなり以前のものと比較するとだいぶ細くなりました。振動する軸部分はこんな感じ。家族で5.6年使うとちょっと緩んできたりして性能が落ちるので注意が必要です。
今まで使用していた古い本体とも並べてみました。サイズ等は同一です。旧機種はスイッチ部が完全に露出してしまっています(笑)よく頑張ってくれました!
因みに高い機種も色々あるんですが、違いはふつうの歯磨き以外のモードがあったりだとか、充電がよりスタイリッシュだったりとか、中には押し付けすぎ予防のセンサーがついて強度を自動調整したり、Bluetooth接続でアプリに対応して磨き方の指導をしてくれたり等、至れり尽くせり使用です。値段の差もかなり凄いことになってます。良かったらAmazonリンクも参照ください。よほどこだわりがなければ普通ので十分だと思いますよ・・・。
お値段も4000円で5,6年使えることを考えれば費用面での負担はごくわずかだと思います。n=1で恐縮ですが、20年以上歯のトラブルとお別れできていることを考えると安いですよね。
歯の健康は大切! コスパを考慮した電動歯ブラシ、おススメです
口腔ケアって大事なんですよね。口腔内の衛生環境が悪いと当然歯にも悪いですし、感染症のリスクも増えます。将来的に嚥下能力の低下にもつながりますし、誤嚥性肺炎のリスクが上がったりもします。
後から取り戻すことはできないのでリスクを減らすに越したことはありませんが、とはいえコスパも重要です。基本性能は同じで安いベースグレードのソニッケアーと、(ブラシは必ず劣化するので)安い互換ブラシをちゃんと交換しながら使うというのは理にかなっているのではないでしょうか?おススメですよ。歯の健康、是非考えてみてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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