広くおすすめできる小型モバイルマウス CAPCLIP PRO レビュー トラッキング性能抜群でどこでも使えます
小さく収納かつ大きく使え、場所を問わず使用できる4ボタン、チルトまで対応した小型モバイルマウス、CAPCLIP PROを使っています。このシリーズは先代のCAPCLIPもずっと使用していたのですが、進化が大きく非常に満足度の高いマウスです。とてもおすすめなのにマイナーです。値段も手ごろになっておりマウスを持ち運ばれる多くの方にお勧めできる製品だと思いますのでご紹介させていただきます。
CAPCLIPシリーズとは
CAPCLIPはエレコムが販売しているBluetoothモバイルマウスシリーズで、2014年に発売が開始された初代もほぼ同仕様で現在も売られている(おそらく)ロングセラーのマウスです。2020年に今回ご紹介するCAPCLIP PROが発売されており、新しい製品というわけではありません。
最大の特徴は名前にもある通りマウス部分を覆うキャップと、設置面に装備されたクリップになります。特にキャップ部分は目から鱗の単純な仕組みで持ち運び時と使用時で体積を倍くらいにすることができる特徴を持っています。小さいモバイルマウスは操作性に難があることも多いですが、この商品はそのデメリットを最小化できていると思います。クリップも面白くて持ち運びの際に適当な位置に挟んでおくことができるので使い勝手が良いです。メーカーページはこちら
私は長いことCAPCLIP初代を使用していましたが、最近左クリック部分の調子が悪くなりPROに買い換えた経緯です。
製品外観 スペック 接続性等も問題なし
製品外観です。使う状態でパッケージに入っています。サイズ感の確認ができるパッケージです。デザインは結構気合が入っている感じが伝わってきて好みです。製品特徴などが記載されているのでパッケージの大きさは大きいですね。
パかっと開けると特徴が分かりやすい感じに書かれています。良いパッケージだと思います。中身はマウス本体とケーブルのみです。後で記載しますが、残念なことにMicro USBです・・・。
商品の詳細が気になる方はよかったらアマゾンリンクご利用ください。定価は8000円以上と高価ですが、実売は半額以下のことが多いと思います。新しい製品ではないため、性能を考えるとお買い得な印象を受けます。
スペックは特徴はありませんが概ね抑えられている印象です。クリップで止められるところもも個人的には好きな仕様ですね。
- 4ボタン
- チルト対応ホイール
- 一応静音スイッチ
- 「Ultimate Blue」光学式センサーで場所を選ばない
- BT5.0 BLE接続(HOGP)
- 分解能1600カウント
- 充電式(バッテリー持続時間 標準使用時約1か月)
なお、ホイールは回転時のクリック感が強いホイールです。するする動く感じではなくノッチがちゃんとある感じの手触りです。この辺は好みのあるところだと思いますが、私は1クリックで4行程度動くように設定しました。
サイズ感が素晴らしい
冒頭でもお伝えした通り、このマウスの素晴らしさは「モバイルに特化したサイズを実現している」ことにあります。先代CAPCLIPと同様、使用時のみ大きくできるこの仕組みは健在で、収納時サイズがやや大きくなった代わりに使用時のサイズ感はかなり改善しました。また、公式では謳われていませんがキャップのはめ込み具合を変えることで全長の調整ができるのも素晴らしいと思います。
横幅は変えられませんが小型モバイルマウスにありがちなつまむ感じではなく包む感じで使用できるためそこそこ長時間使用しても疲れにくいと思います。私が使用しているマウスとも比較してみました。よく自宅で利用しているM720 トライアスロンならびに先代CAPCLIPと並べてみたのが下になります。
横から見てもそこそこの厚みがあることがわかります。さすがにフルサイズのマウスと比較すると小さいですが、CAPを付けた状態ではそれなりの大きさのマウスになることがわかるのではないでしょうか。先代と比較しても、立体感があり、サイズも大きくなっていることがわかります。それでいて収納時はかなり小さくまとまります。
Ultimate Blue 光学式センサー搭載 トラッキング性能は優秀
使い始めてそれなりに経過しますが、この「Ultiate Blue」方式は本当にトラッキング性能が高いです。先代のCAPCLIPはIRで所謂赤い光でしたが、正直雲泥の差です。ツルツルの反射が強い面などでも全く問題が無く動作する為、モバイルマウスとして使用中もストレスがほとんどありません。なんならガラス机でも大丈夫でした。自由自在に動くって大事ですよね・・・。先代CAPCLIPでは結構場所を選ぶ必要があったためとても快適です。
分解能は1600カウント(ゲーム用途が2000以上くらいらしい)と用途を考えると全く問題なく、先代の1200カウントより向上しています。通常の使用で意識が必要になる場面はないと思いますね。
この商品はBLEに対応していてBluetoothのバージョンも5.0と新しいのですが、この方式は消費電力がやや多くなるためか、連続動作時間が先代より減少しています。(連続動作14時間、目安で約24日)でもまあ、これくらい使えれば実用上あまり問題になることはないと思います。
エレコムマウスアシスタントは微妙 ホイール方向の反転はレジストリ変更が必要
このマウス、エレコムマウスアシスタントというユーティリティが使用できるのですが、コレは正直微妙でした。アプリの設計も非常に古そうですし、マウスホイール回転方向の反転等もできません。プレゼンテーションの際に使用しやすくする等の機能がありますが、使用したことはないのでどの程度便利かはわかりません。また、ホイール操作を疑似的に連続的に行う「フライングスクロール」等の機能もあるのですが、正直使いにくいと思います。Logicoolのメカニカルな高速スクロールがやはり理想だと考えます。
他の機能としてはボタンの割り当てとそれをアプリ毎にプロファイルを設定できる機能があり、こだわりを持って使用する人には便利かもしれません。個人的には冒頭で記した通り、マウスホイール回転方向の反転ができるだけでもうれしいのですが・・・。(Logicoolなどではユーティリティで設定できます)
個人的にはホイール回転方向はMacの方が今向きだと思います。スマホを指でスクロールする感覚でホイールを使うなら上方向に回転させれば下方向、下に回転させれば上方向に動く方が直観的に動かせると思うんですよね。皆さんはどうでしょうか?ということでWindows11 でも変わらず使用できるレジストリ変更でホイール回転方向は反転しています。説明しているwebページは非常に多いので詳細は割愛しますが「マウス ホイール 反転」等で調べるとたくさん出てくると思います。
具体的にはあらかじめマウス側のハードウエアIDを確認したうえで、レジストリエディタを開いて、ハードウエアID内の「FlipFlopWheel」の値を0から1に変更するのみです。当該レジストリの場所は下記スクリーンショットを参考にしていただければと思います・・・汚い字でスイマセン。
レジストリ変更後は一度接続し直せば即座に反映されます。
充電は残念ながら micro USB
このマウス、非常に良いのですが、惜しい最大の難点が一つあります。それがこのmicro USB充電端子です。お願いですから次回改良時にUSB-Cにしてほしいですね。そうしょっちゅう充電するものではないですが・・・
充電端子はマウスの後方のラバーをめくるとあります。耐久性に難がありそうですが、先代も同様の形式であまり問題なかったのでおそらく今回も大丈夫だと思います。ペアリングもここにあるボタンで行います。(親指で隠れています)
ホイールの後方にLEDがあり、電池残量が少なくなると赤く光ります。戻るボタンはそのさらに後ろなのでちょっと押しにくいですが、誤動作はないと思います。後方の部分は柔らかく作られていて、ここにキャップ部分をはめ込みます。はめ込み具合の調整で全長が変わります。サイズ可変マウスなんですよ、すごくないですか?
広くお勧めできるモバイルマウス
ということでご紹介したこのマウス、外に持ち運んで使用される機会がある方には本当にお勧めの品です。似たようなマウスはあまりないと思いますし、なによりサイズ感が素敵でした。私はおそらく当分このマウスをモバイルで使っていくだろうと思います。発売からある程度経ってお買い得感がありますので、モバイルマウスをご検討の方はぜひチェックしてみてくださいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!!
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