車のおもちゃモデル、リニューアルしてMakerworldで公開 単色でも多色でも楽しめると思いますのでぜひ

今回は以前私が制作したうちの子用のおもちゃの車モデルのお話です。最近使用しているPlasticity を使ってもともとFusionで使っていたモデルをリファインし、多色印刷でも扱いやすくしてみました。Makerworldで公開していますのでよかったらぜひ印刷してみて下さい。

今回公開のものと、元はこちら

今回公開したのは以前作成したこちらのモデルたちが元になります。

リンク元にも書いてありますが、3Dデータのサイトが色々乱立している現状とはいえ、現在Bambuさんが圧倒的に強いため、それに伴って良くも悪くも日本では事実上Makerworldが標準になっている感じがあります。Printablesと色々あったりと難しい側面はありますが、少なくとも日本で一強状態ではありMakerworldに出さないとそもそも見てもらうところまでいかない、ということもありますよね・・・。

という背景もあり、AMSをはじめBambuユーザーには多色使われる方も多いので、今回公開したものはスライサーで色を塗りやすいように車の窓部分などを加工したり、新規にモデルを作成したりしています。こんな感じで色々スライサーで塗ったり、パーツを作り変えたり楽しめます。なお、基本的な対象年齢は「口にタイヤサイズのものを入れなくなってから」です。印刷したもので生じた事故などについては責任を負えませんのでご留意ください。

Plasticity でリファイン

今回の改変やリファインには最近私が使用しているちょっと特殊ながらも超有能なCADソフト、Plasticity を使用しました。このソフトウエアはまた別途ご紹介させていただきますが、CAD for Designerという名のもと、非常に自由な、履歴のないCADソフトです。スケッチも拘束などの概念がなく、直感的なモデリングができる一方、かっちりしたものはスケッチの都合上やや面倒で、結果として当ブログで扱っているFreeCADとの相性が抜群だと思います。

具体的にはこんな感じ。なんのことはない、この形状ですが、これは全体が一つのソリッドで、この丸い部分はその一部です。これをたとえば、動かすことができます。不思議・・・!!!動かしたときに周囲の形状を補完しながらソリッド全体が再構成されているのがお分かりいただけるでしょうか?

こんな感じで、絶対にFreeCADではできないことが、簡単にできるのが非常に面白いです。

一方でネジ等は当然用意されていないため、そういったものはFreeCADのFastnersワークベンチから持ってくることで解決が可能です。STEPが使えるのでそう困ることはないのではないかと思います。また、ソフト自体の動作が非常に軽いです。ちょっとしたものならグラボ非搭載のノートPCなど非力なマシンでもぬるぬる動きます。バージョンアップ1年間分がついて、買い切りなのもありがたいところ。

100パーセントサイズだとかなりの存在感

というわけでちょっとリファインして色々印刷してみました。今回やってみたかったのはやはり多色印刷。我が家にはSnapmaker U1がありますし、BambuでもAMSによって3Dプリンターでの多色印刷は大幅に広まりました。私はSnapmaker dual extruderでの2色はそれなりに楽しんでいましたが、4色だとかなり見ごたえがあります。4色フル仕様は次の50%サイズをご覧ください。

また、この車のおもちゃシリーズはボディと、サイド部品、タイヤ部分の組み立てなので、それぞれで別な色の組み合わせが可能です。サイドとボディの組み合わせだけでなく、カラーの組み合わせもできるので非常に子供達には楽しいんじゃないかなぁと思っています。

実際100%サイズで印刷してみるとなかなかのサイズ感です。でも小さい子が遊ぶにはこれくらいのほうが安心感があります。100%サイズ用のタイヤはホイール部分が分かれているためねじを締めにくいのですが、容易に子供が外せないほうが安全かなと。根元で折れるとやはり誤飲リスクがあるので注意が必要ですが。。

50パーセントサイズにも対応 軸が折れやすいのでご留意ください

100%サイズだと大きければ、50%サイズにするとかなりかわいい感じになります。軸が細くなる分折れやすいので、PETG等の層間密着性が高いフィラメントを使用してほしいと思います。ちなみに50%用のタイヤは専用品にしました。クリアランスの問題でそのほうが双方とも安定するんですよね・・・。またタイヤのパーツ分けもしていません。

なお、0.2mm積層でもなんとかタイヤのネジは大丈夫ですが、余裕を持つなら0.1mm積層にするほうが無難です。

多色対応 異種素材もスライサーのインターロック機能で安心

今回Snapmaker U1で色々試しましたが、上の50%サイズの写真、実は白がPLA silkで、黒はマットのPETG、青と黄色はCoPEと異種素材です。特に白のPLAはポリエステル系とくっつかないので非常に相性が悪いのですが、スライサーの機能を使うことではがれずに共存できました。あまり推奨しませんが、シルクPLAを使いたかったんですよね(笑)

使ったのはスライサーの機能、インターロックです。これは異種素材の接触面でお互いのフィラメントを一部互い違いにして剥がれを防ぐ機能です。これによって物理的に素材がかみ合ってはがれにくくなります。シルクPLAがどうなるかと思ったのですが意外とうまくいったな、と思っています。

なおシングルノズルですとノズル内での混合でトラブルが発生する懸念がありますし推奨はしませんが、マルチツールであればその心配はないため、ビルドプレートや押し出し温度がそろっていれば本来はくっつかない素材同志もこの機能で隣り合わせにできると思います。興味があればぜひやってみてください。

今回のこれも完全に興味本位です。あ、CoPEとPETGは基本的に全く問題ないので大丈夫ですよ!

ぜひ印刷してみてください!

というわけで、Makerworldのリンクはこちらです。私が認識している範囲で、Bambu系とSnapmaker U1の印刷品質と設定はほぼ共通です。Bambu studioでそのまま開ける形ですので是非印刷してみてくださいね!

あまりモデルってパブリッシュしていないので、こういう機会も徐々に作っていけたらなぁと考えております。

それでは今回も最後までお読みいただきありがとうございました!