PopKnomi x Snapmaker スナッピー型ハウジング作成 Snapmaker U1のみならずKlipper用にも使えるステータスモニター

Snapmaker JAPANマスコットキャラクターとして誕生したSnappy(スナッピー)。今回はその3Dモデルデータを作って印刷したり、基板をスキャンしたり、モデルを改編してFreeCADやBlenderも使ってPopKnomiのハウジング作りもしてみたよ、という複数の話題を横断したブログになります。

BIQU PopKnomiについて

最近、アリエクなどで購入できるSnapmaker U1やKlipper機用のステータスモニター、BIQUのPopKnomiが発売されました。これは円形のステータスモニターとWIFI搭載の基板を合体させた商品で、以前からKNOMIシリーズとしていくつか発売されているものです。便利そうで価格もそう高くないため購入してしまいました。

PopKnomiそのものについてはタヶさんのブログをぜひ。基本的にSnapmaker U1に重点を置き開発されたようですが、基本的にKlipper機なら利用することが出来て、仕組みとしては同一WIFI内のプリンターのアドレスから情報を取ってきてディスプレイに表示する機能を有しているので地味に便利です。

アリエクの下記リンクを貼らせていただきます。見ての通り、ディスプレイ表示はKnomiシリーズ同様個性的で、顔とともにステータスが表示されるもので単純ですが、GIFの書き換えも出来るようになっているなど自由度も高そうです。

Aliexpressへのリンクです

当初はWIKIなどの情報もありませんでしたが、公式現在は公式マニュアルもアクセスできるようになり、利用環境も整っています。

なお、このPopKnomiに含まれるのは基板やケーブル、あとはSnapmaker U1のUSBを占拠しないためのPanda Hub 2.0で、ハウジングは自身でプリントする形になっています。

公式からはMakerworld経由でハウジングが提供されていますが、Xのポストにある通り自由に作ってね!という感じです。問い合わせしたところ下記モデルも著作権の縛りをやや緩く利用できるようにしてくれました。新規ではなく、モディファイして作成したい方もこれで安心。

なお、2026年9-10月現在、キャンペーンもやっていますのでよかったらぜひ見てみてください!(※ブログ記事にはスポンサーはいません(笑))

Snapmaker JAPAN マスコットのスナッピーのモデリング

さて、ちょっと話は変わりますが今回のPopKnomiケースに関連するのが、Snapmaker JAPAN の公式マスコット、スナッピーです。

アイコンはXでもお世話になっている宇佐まりさんがデザインされており、丸っこくかわいくデフォルメされたSnapmaker U1がモチーフになっていて、4本フィラメントが耳っぽくてかわいいです。

素敵だったのでこれの3Dモデルを作ってみることにしました。作成ソフトは当ブログでも紹介したWompです!

WompはSDFと呼ばれるタイプのモデリングツールですが非常にお手軽にかわいらしく整ったモデルを作ることができます。ブラウザで使えますし基本的な部分は無料なので誰でも楽しめる非常に良いものです。今は有料版を中心にAI機能なんかも用意されているようです。(使ってはいませんが)

ボディはメインのキューブをいくつかの方向から押しつぶす感じで丸みと平面、へこみをつけ、上部にはフィラメントを挿入するようの穴をあけました。大まかなパーツの内部には複数の形状を配置でき、ネガティブ形状やそれらがどの程度粘性をもって干渉するかなども指定できます。

あとはそれぞれのバランスを見ながらパーツを配置していけば完成。制作時間少なく非常にシンプルな構成で滑らかな形状を作れるためこういうのにはもってこいなんですよね。

Snapmaker U1で2色印刷すると下の写真のような感じになりました。これにフィラメントをぶすっと挿して完成です。印刷は傾けてがお勧めになりますが、フィラメント差し込み部分の穴径はもともとの1.75mmに対して、2mm程度にしています。プリンターの特性で、小さい穴は誤差が出やすいですし、そこに積層の段があると理論値にはなりません。フィラメントも完全にまっすぐではないのですこしゆとりが必要なんですよね。片側0.1mmのゆとりに+αとして合計2mmにしていますがおおよそベストマッチな印象です。

下はAmazon のリンクになります。このメーカーのフィラメントはスプールが優秀で、ちょっと高いけどリユースできる優秀なスプール付きと考えれば割高感が薄れますのでおススメです。アフィリエイトですが、よかったらぜひ・・・

かわいらしいサイズ感で出来たんじゃないかなと思います。このファイルはPrintablesにも置いてありますのでよかったら印刷してみてくださいね!

PopKnomiのスキャンとFreeCADによる簡易モデル作成

ここで話がつながるわけですが、このWompの形状を元にPopKnomiのハウジングを作ってみました。せっかくなので公式のものではなく手元にあるPopKnomiを使いました。この基板くらいならノギスで寸法計ってモデル作ればよいのですが、せっかくなので手元にある機器でスキャンします。

REVOPOINT POP4とEINSTAR2でざらっとレーザーでスキャンしましたが、どちらも普通に綺麗です。少なくとも部品の干渉を確認する分には不足ありませんね。めちゃくちゃ丁寧に撮っているわけでもないので金属のUSB-C端子付近が荒れていますがどうせここは端子接続分の穴が必要な個所です。スキャナについては前回のブログもよかったらぜひ。

寸法が合わないことも想定し、今回はFreeCADで台座部分を作りました。形状をくりぬくために使用するのでざっくりとしたソリッドです。これならFreeCAD初心者でも余裕!基本形状を作ってちょっと押し出すだけですからね。こういう小さいところからFreeCADを使ってみるのもいいんじゃないかな、と思います。

さて、ここで一つ問題があります。Wompで作ったモデルは、CADモデルではないんですよね・・・。ポリゴンです。いつものようにCADが使えないため、今回はBlenderを少し使ってハウジングを作成しました。

Blenderを使ったハウジング作成

まずWompのほうで余計な部分を取り除き、Blenderで使い勝手が良いように変更します。顔パーツ等を取り除いて、大きさが変わることを前提に、上面のフィラメント穴はBlenderで作成することにしました。そう、Wompで作られる形状はポリゴン数が多いので、Blender側ではなるべくモディファイアのみで済ませたいです。ローポリ化してしまうとプリントした時に目立つんですよね。

まずはBlenderで板を作ってPOPKNOMIの搭載する部分でメッシュを2つに分割してしまいます。ブーリアンモディファイアを適用してからメッシュを分ければOKです。ここに先ほどFreeCADで作った基板のモデルを置いてそれに合わせてスナッピー全体のサイズを調整後、モディファイアでくりぬきます。

その後は必要な形状を追加し、順番にブーリアンしていきましょう。これは適用せず、メッシュをエクスポートするときに適用すればOKです。・・・ちょっと動作が重くなりますが、やり直しや位置調整が出来ますからね。

USB-Cの端子とケーブルのためのスロット様形状と、フィラメント用の穴もあけました。そう、上面だけでなく前面にも穴をあけて、これを顔前面部分の固定に使用します。単純だけれど、力がかからない部分はこの方式はかなり便利なので私は良く使います。

メインのボディが完成したら、顔側も同様にブーリアンしていきます。黒い顔部分は別メッシュなので、そちらもそれぞれブーリアンをしていきます。Blenderは非表示にしたオブジェクトを色々なメッシュのブーリアンに利用しやすいです。私はBlenderあまり使えないので、こういうやり方に頼りがちです(笑)

先ほども述べましたがモディファイアは適用しなくても、objファイルで出力する際に適用後のものを指定できます。また、3角ポリゴンでないとスライサーが読めないので設定にはご注意を。チェックをつけておきましょ合う。本体と蓋部分は別々に保存し、スライサーで双方を読み込んで印刷します。印刷はこちらも当然、Snapmaker U1。印刷後はUSBケーブルをハウジングに通してから基板と接続し収納、筐体には適当なフィラメントを4本差してニッパーで切っておき、蓋をはめ込んで完成です!はいかわいい!!

なお、このモデルはmakerworldにアップロードしてありますので、良かったらぜひ。何かの参考になれば幸いです。

PopKnomi 色々楽しめて役立ってお買い得でした

さて、このPopKnomi、我が家では2階のsnapmaker U1が稼働中に、居間でサラッと確認しておくのに適しています。今後はぜひ宇佐まりさんにカスタムGIF作成をお願いしたいところですね・・・!

Klipper機で使えますし、こういった比較的単純なものの作成は3Dプリンターやソフトの初心者でも比較的とっつきやすく、作る過程でソフトの使い方やプリンターの設定など色々学べます。出来上がったものがちゃんと役立つ、という点でも非常に面白いと思います。お値段も40ドルで、電源用のHub2.0(15ドル)が含まれていると思えば高くはありません。非常に楽しいので是非お勧めしたい商品でした。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!