Xiaomi 15 Ultra カメラレビュー 普段使い、物撮り含め優秀 お高いけれど型落ちになってお勧め度アップ
1年使って今更レビューですが、新品もすこし安くなっていますし中古も出ておりカメラとして広く使いやすいと思います。特にモノをちょっと撮るのに寄れる70mm相当がお気に入りです。本ブログではスマホそのものとしてほとんど触れませんが、メモリ16GB、ストレージ512GBと、高騰化がすすむ2026年現在作ろうとしたら原価がかなり高くなりそうなスペックです。サポート期間も長いので長く使えると思います。
はじめに
まあなんで今更15 Ultraなのかって話ではあります。最近17 Ultra(16は飛ばされました)も出て、確かに進化した点もあるんですが、私が良く使う70mm相当がなくなっちゃったんですよね。寄れるのは性能なので、発売からしばらく経ってしまいましたが、当ブログではちゃんと使ってからレビュー書くので、熟成した感想として、カメラのためにレビュー記事書こうと思いました。・・・旬じゃないからあまり見る方はいないかもしれませんね(笑)。
私は下手の横好きで写真撮るのも元々は好きです。センスも技能もないし努力もしていないので人様に見せられるような写真は撮れないのですが、中学くらいからOM-2nという半世紀近く前のマニュアル(露出計はついている)一眼レフで写真好きになって、デジイチはCanonでしたが今はOM-Dを使っています。とはいえ家族も増えて写真を撮る、という目的でどこかに行ける機会はここ20年ほとんどありません(笑)。
ちなみにOM-Dは良いカメラで私は初代のE-M1を未だに使っていて更新していません。レンズは色々あるけれど今の利用シーンでカメラの基本機能として困るシーンがあまりないからです。そんな私がカメラ目的に買ったのがこのXiaomi 15 Ultraです。値段はいいレンズ一本分しますが、1年使ってその価値はあると思いました、という内容です。総じて便利。これに尽きます。
あ、AI関連はメニューですべてOFFにしておきましょう。あれはまだ人類には早いと思います(笑)。
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4眼のカメラ構成
15 Ultraではカメラは4眼構成です。スペック表は下記の通り。超広角以外は光学手振れ補正がついています。電子も併用されているのでしょう、非常にピタッと止まります。スマホカメラとしてセンサーサイズが大きいのはメインの1インチですが、100mm相当では2億画素という超高画素センサーが搭載されています。デジタルズーム時にはフルピクセルで動作するのかもしれませんが、普段使いするときは4×4=16ピクセルを1画素として使うみたいです。正直画素数って多けりゃいいってもんではなく、センサーサイズと開口部の限界もありますし、回析なんかも関係してきます。とはいえ絞り機構はないのでチューニングはしやすいと思いますし、このカメラのズーム時や動画撮影でも役立つので価値は十分あると思います。
| レンズ | 35mm換算焦点距離 | センサー | F値 |
|---|---|---|---|
| 超広角 | 14mm | 5000万画素 | F2.2 |
| メイン | 23mm | 5000万画素(1インチ / LYT-900) | F1.63 |
| 望遠(フローティング) | 70mm | 5000万画素 | F1.8 |
| 超望遠(ペリスコープ) | 100mm | 2億画素 | F2.6 |
ちなみに何となくカメラ好きには響く「ライカ」との共同開発で、レンズ名称も「VARIO-SUMMILUX」を冠しています。全部がSummiluxというのはマーケティング的な側面が大きいのでしょうが、ちょっといいですよね、ライカ。ちなみにOM-Dで私が持っているのはパナソニックのライカ25mm/1.4です。
4眼構成でどんな感じになるかというと、こんな感じです。画質はともかく撮影キャパシティの広さは感じられると思います。写真は画質はまあもちろん大切ですが、それ以上に必要な時に必要に応じて撮れることが大事です。個人的にはこの15 Ultraを一眼と比べるのは意味がなくて、手に持てるサイズでさっと持ち運べてこれだけカバーできる、という点が素晴らしいと思います。
超広角は主に「3DGS動画撮影用」としてお役立ち
他の多くのレビューで評価が芳しくないのがおそらくこの超広角です。スマホカメラとして凡庸なんですよね。とはいえ、実は普段使いであまり出番多くないと思うんです。私も写真用としては一番使ってないレンズです。まず撮影が難しいんですよ、全部写っちゃうから。私は超広角を上手に撮影する技術を全く持ち合わせていません。私が持っているのOM-D用も、基本換算24mmまでです。超広角の一眼用だと多分前玉が球面でフィルター非対応じゃないかな・・・。私は対角魚眼は一本ありますが、お遊びレンズ目的です。
だだっ広く撮るくらいしか用途がないと思うのですが、私の場合は3DGS(3D Gaussian Splatting)用の動画用に実はめちゃ役立っています。以前ご紹介したKIRI Engineでは自分で撮影した3分以内の動画をもとに3DGSを作ってくれる(しかもメッシュも作れる!!)のですが、この超広角レンズを使ってパンフォーカスで広く被写体を撮影できるので非常に多くの一貫した空間情報をとることができます。色々スキャンしていますが滅茶苦茶良いです。KIRI Engineについてはこちらの当ブログもぜひ。
一本の動画からコレが作れる時代もすごいですが、その最先端をこのカメラなら活かせます。
メインの23mm 標準域を含む普段使い用 被写界深度浅め
ソニー製1インチセンサーと23mm相当F1.63というレンズで暗所にも強く、広角から標準域までの普段使い用として便利なメインカメラです。70mmがあまりにも扱いやすいの陰に隠れがちなメイン(笑)ですが、一般的な野外の撮影ではよく使いますよね。そして、とてもきれいに撮れる優等生です。動画撮影時も含め力を発揮してくれます。
注意点としては被写界深度で、スペックがゆえにちょっと被写界深度が浅いです。スマホのカメラで被写界深度の「浅さ」が気になる、なんて贅沢な悩みですが、実際使っていて「もうちょい絞りたいな」という部分が結構あったりします。写真を出せませんが、例えば子供が前後に並んでいたりすると、手前と奥の子供に同時にピンが来なかったりします。
15 Ultraは絞りがないのでレンズか距離で被写界深度はコントロールすることになります。このメインは被写界深度稼ぐためにちょっと距離をとる必要が出る可能性がありますね。14 Ultraは可変絞りだったようなのでその点は残念ではあります。ありがちなんですが「ぼかした写真」がいい写真なんじゃないんですよね・・・私は偉そうなことは何も言えませんが、被写界深度を適切にコントロールするのは大事です。
センサーサイズが大きく明るいレンズなので、星の撮影も可能でした。(地面においています。)
70mmがめちゃくちゃ便利 テレマクロとしてブツ撮りにも最適
ここが個人的に一番熱い話です。しかも最新のXiaomi 17 Ultraではなぜかこれが省かれてしまうという残念さ。75-100mm相当の画角が光学ズームになったのは素晴らしいとも思うのですがこの70mmが省かれたのは個人的にはかなりのマイナスポイントで、これがあるから今回記事を書いているくらいめちゃ便利なレンズです。
とりあえず、めちゃ寄れる。いわゆるテレマクロですが、最大でこれくらい寄れます。ネイティブにここまで寄れるのは本当に素晴らしいです。3Dプリンターの印刷物も積層までバッチリ解像。私がTwitter(X)でプリンターの関連の写真を撮影するのもすっかりこれが定番になっています。OM-Dも寄れるレンズが多くて素晴らしいのですが、寄れるのは性能です。
センサーサイズは多分小さいのだとは思うのですが、本当に扱いやすいです。ベンチーの接写のように、寄れば結構ぼけます。またちょっと距離を取ってこのレンズを使うと、ブツ撮りの際に背景を整理して余計なものを映らなくしやすいです。またセンサーサイズが小さいので寄らなければ被写界深度はそこそこ深く、不必要にボケないように記録出来ます。もちろん日常でも使いやすくて、以外に夜でもよく撮れます。出してはいませんがポートレートにも良い画角ですよね。
ちなみにポートレートモードという擬似的にF値を変化させて背景をぼかす機能があるのですが、最近の処理は結構きれいでびっくりしました。なかなか上手に距離を意識してぼかしてくれて、前ボケを作ることも出来ます。輪郭はまあ不自然になったりはしますが、かなりよく出来ていると思いました。とはいえ私個人としては使う機会はないけれど・・・
100mm以降もそこそこ撮れます。
2億画素の100mmについては、スペックはおおー!ってなりますが、当然限界も多いです。高画素によってデジタルズームでの劣化が抑えられるのはメリットですが、その際は画素数が多すぎるので光量は必要になります。
100mm画角-200mm相当のデジタルズームくらいまではかなり写りはよく、正直私はネガティブな感じはありません。動物園くらいの距離感ならかなり良いと思います。スマホひとつでこれだけカバーできるのは本当にすごい。ただ、70mmとは異なり、寄れないのでそこは注意が必要です。寄りたいなら70mm。ちなみに富士スピードウェイで車を撮ってみようと思いましたが、やはりラグがあり流し撮りは困難でした。一枚載せますが、後ろが欠けました。失敗しやすいのでそうそうに諦めました(笑)
それ以降、超望遠になっていくと画質も低下し、ハロ等も目立ってコントラストも低下、それを補うシャープネス処理でギザギザになります。実用は耐えませんが、最大望遠(2791mm画角!!)にすると手振れ補正があってもフレーミングから困難になります。でもまあ、「撮れる」という価値は間違いなくあると思います。肉眼では判別不能なものを撮れるのも、性能ですよね。AIをオフにしていても画素数限界とシャープネスで偽解像が増えますが、勝手にディティールを作られることはないのでそこは安心材料です。
フォトグラフィーキットのグリップは動画撮影に便利
フォトグラフィーキットの話も少しだけ。購入特典で付属していたのですがケース側には67mmフィルターアダプターが付属しているので、NDフィルターや保護フィルターも装着できます。私は保護フィルターを付けて常用しています。
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グリップ部分はシャッターボタンとズームレバーが物理で搭載されており、2000mAhのバッテリーも内蔵しています。小さいですがダイヤルも一つあって露出補正が行える等、コンデジ用途としては意外と便利です。動画撮影の際などズーム時にも便利ですが、ぶっちゃけ普段はあまり使っていないです。ちょっと長い時間動画撮りたい等の用途ではお勧めできると思います。どうせなら1脚用等に三脚穴も用意してくれてもよかったかなとも思います。シャターボタンを押すことで専用のモードを呼び出すことも出来ます。
スマホとしてだけで買うにはでかいし重いし高いけれど
一応スマホの話です。普段そのつもりで持ち運ばないので影響はありませんが、デカくて重いです。やはりこれは「スマホがついたカメラ」であってカメラ付きスマホではありません。
通信については私は楽天モバイルの株主優待SIMを入れています。何年続くかはわかりませんが2026年現在楽天の株主向けに継続して株式を100株保有していれば月30GBの無料通信が行える素晴らしい優待です。100株7万円として、楽天が潰れなければ数年で取得金額を上回ってしまう優待なので、株は自己責任とはいえ私としてはとてもオススメです。
処理能力を始めとするスペックは総じて高いので使っていて困ることはないと思います。画面の視認性もよく野外でも全く問題はありません。バッテリー容量も多いのでゲームなどやらなければテザリングで使ってもかなり持つと思います。
一方で海外からそのまま持ってきているため国内でのみ幅広く普及しているFeliCaに対応していません。マイナンバーカードの読み取りなどはNFC部分で可能ですが、電子証明書としては使えないんじゃないかと思います。なにより、新品で約18万スタートです。iPhoneとかも大概高いですが、当機もスマホとしては高すぎると思います。iPhoneと違ってリセールバリューも良くないと思いますので、カメラとして長く付き合う気で買うのが良いんじゃないかなと思っています。
今はチャンスかも知れないので検討してみては?
ということで今回はXiaomi 15 Ultraについてでした。私は今までもレビューを書くくらい、Xiaomi製品は結構好きなのでこの15 Ultraも気に入っていますが、カメラ部分にはバグがあったりしてソフトの熟成には時間がかかった印象を受けています。下のものは当時娘用に購入した11T Proのものですが、我が家には別に13T Proもあったりします。
さて、2026年現在ストレージやメモリ界隈は値上がりがすごい勢いで進んでおり、さらに円安も手伝ってこのスマホの値段は上がっています。そんな中、型落ちになりちょっと安く購入できるこの15 ultraは購入時期としてはチャンスかもしれません。17 Ultraは値段もさらに上がりましたし、個人的には70mm相当テレマクロがないので食指が動かないんですよね・・・。光学的な限界もあり、CMOSに画期的な技術がこれ以上出来たとしてもスマホに搭載するレンズ口径では画質は頭打ちになっていきますし、ソフトウエアの進歩にも限りはあるので、今くらいの性能で購入して長く使うのは良い選択肢ではないかと思います。カメラとしてはレンズ1本分でこれだけ楽しめれば私個人の感覚では良い買い物であったと思います。
写真だけで相当楽しめますので良かったら一度見てみてはいかがでしょうか?中古品もいいんじゃないかと思いますよ。
それでは今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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