小型高性能な完全ワイヤレスイヤホン EARIN A-3 レビュー 左右がなくストレスフリーな音楽ライフをどうぞ
EARIN M-2後継機種のA-3を早速注文しました。インイヤーに生まれ変わりましたが左右がない独特の仕様はキープコンセプトのまま使いやすさが向上しています。音質もBAのような解像感があり、音場が非常に広いです。カナル型はもういくつも持っているあなた、インイヤー型もたまにはいかがですか?
2021年4月追記 日本での発売がスタートしました!
4月28日のメディアによると、5月に日本での発売が開始されています!
今まで海外通販ではちょっと、と思われていた方、この機会にご検討いただければと思います。オープンですし、ノイズキャンセリングもないので今のトレンドではありませんが、音はいいですし個性があるのでお勧めできます。
一つ、このブログ内での訂正があります。公式では当初AptXLL対応とありましたがおそらく間違いで今は公式からも消えています。ご注意ください。
amazonでの販売が始まっていたので商品リンクもよかったらご利用いただければ幸いです。値段は海外よりやや上がってしまった印象で、ノイズキャンセリングがない商品としては割高ですが、他と違ったイヤホンをお探しの方には刺さる商品ではないかと思います。
はじめに
以前このブログでも紹介させていただいた、完全ワイヤレスイヤホンの老舗「EARIN」からついに新モデルが登場しました。会社の経営等色々危機があったようですが、新製品EARIN A-3は私が望んでいたM-2からの改善ポイントをシッカリ抑えて登場してくれたため即買いした次第です。
よろしければ過去のブログもお読みいただければ幸いです。
EARIN A-3とは
EARINは2014年に世界最初の完全ワイヤレスイヤホンを発売したメーカーです。
今回のA-3はこのメーカー3機種目になる完全ワイヤレスイヤホンですが、色々仕様が変更されています。M-3ではなくA-3になったのもその辺に理由があるのかもしれません。
詳細な仕様は本家ホームページをご覧いただければと思いますが、英語です。
ということで下記に簡単に特徴を挙げさせていただきます。
- 小型軽量(左右合わせて8g 金属製ケース込みで57g)だけど14.3mmのダイナミックドライバー装備
- カナル型ではなくインイヤータイプではやりのノイズキャンセリングはなし
- EARIN伝統の質感高いデザインと左右区別がないストレスフリーなイヤホン
- バッテリーは単品5時間、ケース込みで30時間 USB-Cとワイヤレス充電も可能
- QCC5121搭載 BT5.0 TWS+対応で、コーデックもaptXと
aptXLLにも対応
外観、質感
箱から製品まで一貫してシンプルながら質感が高いです。
でっかいA-3の文字はいまいちですが箱の手触りもいい感じですね。
ケースはアルミ製でマットな質感です。金属ですが、M-2の触り心地よりもう少し柔らかいさらっとした質感です。裏面のワイヤレス充電部はプラスチックですが質感はかなり近づけてある気がします。ヒンジ部分も非常に丁寧に作られています。そして全体としてとても小型です。ポケットに入れても嵩張ることはないでしょう。
上面にはメーカーロゴがひっそり入っています。下面はUSB-Cのみです。中央部にはバッテリーインジケーターがあり開くと光ります。80%以上残があれば緑、20%までが黄色、それ以下が赤になります。イヤホンにも同様のインジケーターがついておりバッテリー残量がある程度わかります。
蓋はボタンやノッチはなく磁力で閉じるようになっており、振ってもパカパカすることはありません。また開いた状態からは横に倒すだけで自重で蓋が締まり、「良いもの」感があります。
イヤホンとケースの固定も磁石でカチッとシッカリ止まり脱落の心配はまずないと思います。
イヤホン本体もとても小さいです。落としそうなくらい(笑)で14.3ミリドライバがよく入っているなと感心させられます。イヤホン本体はプラスチックですが質感は良好で、2個のイヤホンを近づけると磁力でゆるくくっつきケースに入れないときに転がっていくのを防げました。
操作性 装着感
本体ですが、実はプラスチック部はボタンになっていて、長押しするとペアリングモードになります。マルチポイントではありませんが、マルチペアリングで複数の機器とペアリングが可能でした。
イヤホンを取り出すと最後に繋いだ機器に自動的に接続しようとします。そのまま耳に入れれば完了です。片耳だけ外しておいたりすると自動的に停止するのを含め一般的な操作感です。
またイヤホン本体を適当にダブルタップすることで再生、停止動作ができました。これはM-2から改善されていて、スイッチではなくどこか適当なところを2回軽くたたけばいいのでとても楽です。
近日中にアプリがリリースされるとのことですが、現状android ではアプリがなく、カスタマイズ等がどうなのかは不明です。なおメーカーロゴ部分を長押しするとアシスタントが起動するのは特にアプリの設定なく可能でした。
装着感ですが、インイヤータイプとしても良好と思います。きれいに耳に収まるため外れる心配は私の場合は皆無です。外から見ても非常に小さいことがよくわかります。つけてても気づかれないかもしれません。
なお、インイヤーなので周囲の音は普通に聞こえます。(聞こえてしまいます?)
最後になんといってもこのイヤホンの特徴ですが、M-2と同様、左右がありません。一つだけ出しても使えるし、右と左も自動認識します。意識せず取り出してとりあえず耳に入れればOKです。これは本当に楽ちんです。
広い音場と解像感の高い中高音 少し大きめのボリュームがおススメ
さて、実際の音になりますが、お世辞でなく「とても良い音」です。インイヤーなこともあるのでしょうが、まず音場が広いです。そしてダイナミックの割に解像感がとても高いです。圧縮音源の粗が非常によくわかってしまいます。流石にBAのきらびやかな高音というわけにはいきませんが、小さい変化をちゃんと拾えます。M-2の時はBAなのにダイナミックみたいな感じだなと思いましたが、A-3は逆ですね。どこのどんなドライバー使っているのかな??
AACやAptXで主にCD音源かハイレゾ音源を聴きましたが粒が立っていて切れのいい音がします。また、購入直後はちょっと刺さる感じがあったのですが、しばらく聞いていたら改善しました。
インイヤーであり低音側はカナル型のようなパンチがなく控え目です。ただドライバー径も大きいためスカスカな感じではなく素性は良いです。音漏れがそこまでひどくないので、環境が許すなら少し大きめの音(ボリュームでいえば40%くらい?)からがこのイヤホンのスイートスポットです。低音がシッカリ締まって高音まで跳ねるように鳴りはじめますよ!
安くはないけど、「ちっちゃくて」良いものが欲しい方へ
さてこのイヤホン、ノイズキャンセリングなどはありませんが、値段は199ドルとそこそこのお値段です。しかしながらこの質感を持ったイヤホン自体が少ないですし、小型軽量高性能で「ちっちゃいってことはいいことだ」を体現したイヤホンです。
全く個人的な見解ですが、スマホも含めあれもこれもと全部詰め込もうとすると肥大化します。仕方のない側面もありますが、コンセプトをしっかり持ったコンパクトな製品が私は好きで、ついこのブログでもそういった商品を取り上げてしまいます。共感していただける同志をお待ちしております。
もちろん、カナル型はあるけど、インイヤーはいいの持っていないな、というあなたにもお勧めできます。現状海外から調達になるとややハードルが高いですし、日本で普通に買えるようになるといいですね!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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