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B&W 707S2 レビュー ブックシェルフスピーカーの王道 欠点のないスマートオールラウンダー

2021年5月30日

我が家で現在メインで活躍しているスピーカーである、B&W 707S2のご紹介です。ピュアオーディオではなくAVアンプでの使用となりますが、安いアンプでもとにかく素性の良い、解像感が高く澄んだ中高音域が特徴です。ジャンルを選ばないオールラウンダーとして、幅広くおすすめできる逸品ではないかと思いますのでご紹介させていただきます。

B&Wとは

B&W(Bowers & Wilkins)はオーディオ好きの方にはまず説明不要なイギリスの名門スピーカーメーカーです。ケブラー素材の黄色みがかったスピーカーコーンや、ノーチラスなどの高級スピーカーが有名です。お求めやすい価格帯の小型スピーカーとして私が真っ先に思い浮かぶのはCM1でしょうか。この辺りからペア10万円くらいの価格帯で日本で流行り始めた感じが(個人的には)あります。現在はペアで安ければ7−8万円台から購入可能な600シリーズから今回私が購入したペア13−4万円台くらいの700シリーズを含め、多くのブックシェルフスピーカーを販売しています。スピーカーのメーカーとしては王道と言って問題ないと思います。

ちなみに今年販売が終了してしまいましたが、最上級の800 D3は一本で200万くらいの超高級機でしたのでレンジがすごく広いことがわかります。ここ数年の間にコーンやツイーターの素材が変更され、さらに音に磨きがかかったと同時に、買いやすい価格帯の商品の音が高級機により近づいた印象を受けています。

707S2について

707S2はそのラインナップの中で真ん中に位置する700シリーズの一番小型タイプのものです。最近のB&Wのトレンドとなっているコンティニュアムコーンと呼ばれる銀色のコーンと、Carbon Domeツイーターという600シリーズのアルミドームツイーターのアップグレード版が特徴です。個人的にもこのツイーターが本当に素晴らしいと思っています。筐体は小さいですがガッチリした作りで後方にバスレフポートがついています。バイワイヤ接続ももちろん可能です。公式サイトはこちらにありますのでスペックなどはこちらをご覧くださいね。

このブログを書くにあたって2021年5月現在で確認してみたところ、価格.comでB&W内での売れ筋No.1になってますね。私が購入したものはブラックではなく、木目が残ったローズナットの方になります。ブラックの方が塗装が硬くて音がいいと言う話もありますが、個人的には大差ないと思います。ネットの情報を見るとセッティングが難しいという意見はあるようですが、商品としては好評のようでやはり600シリーズから変更されているツイーター部分の評価が高いです。逆にコンティニュアムコーン部分は600シリーズとハードウエア的な差はないのではないかと思いますが、ネットワーク部分などが異なっている可能性はありそうです。(600シリーズとちゃんと聞き比べていないのでわからなくてすいません。)

あと、地味にかっこいいのがこのフロントです。何かに気づきませんか?
そう、フロントに穴が開いていないんですよ。通常、スピーカーのネットというか、グリルというかを固定するためにフロントには穴があることが多く、そこにはめ込むのですが、B&Wの最近のシリーズにはこの穴がありません。シンプルでかっこよくとても好みです。では固定はどうするのかというと、なんとマグネットになっています。デザイン性も機能性も問題なし、この点でも妥協はありません

音の表現力が素晴らしい

チープな物言いですが、この707S2は特に中高音の表現力が高くそれでいて耳疲れしない素晴らしい音がします。手が届きやすい価格帯のスピーカーとして間違いなくお勧めできる逸品です。繊細できらびやかではあるが派手すぎない、そんな感じの中高音です。解像感がすごく高いので圧縮音源の粗が目立ちます。ビットレートの低いソースは鳴らさないほうが良いとさえ思います。(我が家はバイワイヤ接続していませんがそれでもそんな印象です)

スピーカーの存在を意識させない音場の広さも持っています。低音も筐体の小ささに良い意味で似合わず、我が家のAVアンプではトールボーイスピーカーと認識されるくらいしっかり出ます。カタログスペックをみても50Hzくらいまでしっかり出るようですし、実際我が家でもサブウーファー使用時のクロスオーバー周波数は40Hzとしています。それでも低音のつながりは全く気になりません。フロント2chを普通のサイズのリビングで鳴らすなら必要十分だと感じます。

アンプがピュアオーディオではなくヤマハのAVアンプではありますが、このスピーカー魅力はよくわかると感じています。そもそも現在の水準ではアンプはデジタル化も進み、やっすいアンプでも昔みたいに痛い目見ることはありません。一般的なユーザーからすれば以前レビューした3000円の激安アンプでも真っ当な音がします。アンプにお金かけるよりスピーカーにお金をかけたほうがコスパが高い」です。
激安中華アンプについては下記ブログもご覧いただければ幸いです。

またAVアンプは音場の補正機能が充実しておりこのスピーカーのセッティングの難しさ(解像感が高いため)を適切に補正してくれます。リビングにポンと置いてできる範囲で音質を整えるならピュアなパワーアンプよりもいいくらいではないかと個人的には思います。(こだわる方に怒られそうですが・・・)個性が強いスピーカーではなく、他のスピーカーとのバランスも崩れにくいため音場自動補正で設定してもうちの環境では全体の違和感はない状態になりました。

リビングにホームシアターに、なんにでもお勧めできるオールラウンダー

個人的な感想ですが、すごく広い部屋でなければ十分な音量と特に中高音を中心に音質を備え、小型軽量で癖がない707S2は幅広い層と用途にお勧めできるスマートオールラウンダーなスピーカーです。14万くらいするのでポンポン買えるものではないですが、安物買いの銭失いという言葉もありますしこのレベルのものを買えば一生これでいいかな、と感じられるであろう逸品だと思います。一応右にリンク貼らせていただきますのでよかったら見てみてくださいね。

現在、我が家では音楽もテレビも映画も、全部このスピーカーで鳴らしていますが、音がいいって素敵です。3歳児の「お母さんといっしょ」もとても臨場感があります。最終的な音の出口であるスピーカー、別に707でなくてもよいのですがちょっといいものをお勧めしたいと思います。

最近後継のS3も発表されていますが、だいぶ値段も上がるようです・・・

最後に蛇足にはなりますが、スピーカーの世界はとても楽しくて最近は自分で作ったりもしています。このスピーカーには遠く及びませんがこのページをご覧になる方はきっとオーディオが好きな方なはず。よかったらぜひどうぞ。

最後までお読みいただきありがとうございました!