初心者の3Dプリンター生活2 snapmaker 2.0 ノズル交換に挑戦

2020年12月14日

時間を見つけては色々作ってみています。今回ご縁がありまして社外品ですが、テクダイヤ製ノズルに交換してみました。初心者がいきなりやることではないのかもしれませんが、何事も経験ですよね!
snapmaker2.0でのノズル交換についてはまだあまり記事がないようなのでどなたかの参考になれば幸いです。

snapmakerについては他の記事でも触れていますのでもしよかったら末尾もご参照ください!

ノズルって何?変わると何が違うの?

そもそも、私たち初心者はここからですよね。
ノズルは3Dプリンターのヘッド(印刷するところ)の先端についている金属製の穴が開いている部品です。
ノズルが指定された温度に加熱されることでフィラメントは溶かされ穴から出てきます。
ノズルはヒートブロックと一体化して加熱されますので、強固に固定できるようにネジ止め仕様なっています。
3Dプリンターの種類によってノズルの規格も様々です。ノズルの径も重要です。
多くの3Dプリンターは0.4mmか0.3mmのノズルがついていると思います。
3Dプリンターの解像度は横方向(XY)の解像度がノズル径で決まり、
縦方向の解像度が積層ピッチで決まると理解いただければと思います。

基本的にはフィラメントはこの穴から出てきますのでノズルの品質は全体の品質に深く関与します。
精度が高く、いかに安定した吐出ができるかが大事になります。

snapmaker 2.0 ノズルの規格、交換方法

さて、私が今回購入したsnapmaker2.0のノズルですが、公式ページにはMK8, M6ネジと書かれています。
パッと見た範囲では入手しやすいタイプのようです。でも、公式にはなんと、外し方が書いてありません。
原理的には回すだけのはず・・・ですが、意外と大変でした。

プリントヘッドからホットエンドキットと呼ばれているノズルとヒートブロックが一体になった部品を外すのは比較的簡単です。ヘッドを開けて下のほうにあるイモネジを製品附属のドライバーで緩めることで固定が外せます。断線に注意しつつ、コネクタを裏側から外せばOKです。
肝心のノズル交換ですが、結論から言えばパワーです。我が家ではモンキーレンチと6角ソケットに頑張ってもらって反時計回りにグイっとすると外れました。

テクダイヤノズルについて

さて、ここできちんと触れておかなければなりません。今回初心者のくせにいきなりノズル交換するという暴挙(?)に出たのは理由があります。その理由こそが、このテクダイヤノズルです。
今回たまたまTwitterでテクダイヤ株式会社の社長である小山様が高性能ノズルの一般販売前評価を目的に(間違っていたらすいません)希望者にノズルを無償で提供していることを知り、応募した次第です。
ええ、物欲しですので・・・

応募したノズル径はもともとと同じ0.4mmです。
0.1mmという世界でも類を見ない高精度ノズルもあったのですが初心者にはハードルが高そうだったのでこちらにさせていただきました。この場を借りて改めてお礼申し上げます。
さて、このテクダイヤノズルですが、ちょっと高そうなエッペンチューブに入って到着しました。
中を見てみると、もう「ぱっと見だけ」できれいです。
見比べるとよくわかりますがまさしく「モノ」が違います。写真で伝わるとよいのですが、どうでしょうか?

さあプリント! 条件や注意点は?

さて、ノズル交換を無事に行ったわけですがまずはキャリブレーションが必要です。
これはノズルが変わってz軸の補正が新たに必要になるためです。
プリント条件についてですが、今回径が変わっていないので微調整を行いました。
twitterを見てみるとノズルのフローが良いため少し温度を下げ気味にしている方が多いようです。
最終的にうちではPLAで195度の設定としました。ベッド温度も標準的な設定より10度程度下げました

他には幸い調整はほぼ不要でちゃんと出力が出来ました。ノズル交換、まさかのノートラブルです。
当初は設定が標準でしたのでノズル交換で劇的に品質が向上、、というわけにはいきませんでした。
一方でその状態でもすでに実感できたのは「均一さ」です。
同じモデルを複数回プリントしてみましたが、ムラが全くありません。何回作っても同じものが出来ます。
ちなみに1層目が少し幅が広くなる気がしたのでフローをいじったら逆に定着が悪くなりました。
下手にいじらないほうが無難なようです。もっといい設定あったら教えてください!

部品を並べて一気に印刷もできました!

その後は設定をあれやこれやして上記で落ち着きました。結果品質は上々です。
均一さもわかっていたためテクダイヤノズルを信じて22点の部品を一気に作ってみました。
部品の精度や移動距離、糸引きなどを考えるとばらばらで作ったほうがいいのかもしれませんが・・
皆さんはどういう使い方をされているんでしょうか?教えてくださいね。
結果、さすがのテクダイヤ、最後までびしっと出力されましたよ!

というわけで、当分このテクダイヤノズルを使用させていただこうと思います。
おいくらで市販されるのかしら??楽しみに待っています。
ちなみに私が使用している3Dプリンターはこちらです。お高いですが安いものもありますよ!
もしよろしければ利用していただけると嬉しいです

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なにせまだ見ていただいている方も少ないので、よろしければこちらもご覧ください(笑)