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祝10年 長く使えるルンバ 多少の故障や不調もメンテナンスが可能な設計が素晴らしい

家電量販店から正規品で購入したルンバ880。当時8万くらいした覚えがありますが、故障時に備えてネットではなく実店舗で購入しました。・・・なんとそこから10年、多少の故障や不調があるものの我が家のルンバちゃんはお仕事をし続けてくれています。すごい商品だなぁと感心しています。

以前のブログから数年

かなり昔ではありますが、ルンバについてはブラシ交換の話で登場したことがあります。このルンバ880は当時すぐ壊れるんじゃないかと心配でサポート重視で実店舗で購入したのですが、結果としては杞憂で、この製品の耐久性と信頼性には本当にびっくりですというのが今回の趣旨です。

このブログからさらに数年。さすがにいくつかトラブルが発生ましたが無事解決しているのでまとめておこうと思いました。ありきたりなブラシやフィルタの交換やバッテリーの交換は割愛しますが、台数が出ているだけあってamazonで見ても互換品が豊富です。バッテリーの当たりはずれはありますが、コレはお祈りするしかないですね・・・下のものは我が家の旧シリーズのものですが、こういったものが沢山あります。マイナー商品だとこうした消耗品を探すのも大変なのでルンバは有利だと感じます。

ということで今回は我が家のトラブルとメンテナンスについて主にご紹介させていただきます。これが我が家に10年いるルンバちゃんです。最後の写真はメンテ終了後のものになります。掃除もしてかなりきれいになりました!我が家ながらきれいに使っているのでは?みんなに愛されています(笑)

ルンバが遭遇したトラブル1:排気モーターの断線

ある日、ルンバが掃除を始めた際すぐ気づきました。「あれ、なんか静かじゃない??」。確認してみると、なんと排気がない・・・。ルンバは掃除時の吸い込みモーターがダストボックス側にあります。まあこれもモーターが故障した際にダストボックスを交換すればOK、という設計思想に沿ったものなのですが、ここが壊れるとルンバはただのお散歩ロボに成り下がってします。分解してみるとモーターはNIDEC製。ちゃんと良いものを使っています。結果としては断線でモーターは無事でした。断線個所ははっきりしませんでしたがケース内で取りまわされている部分のどこかだと思います。生きている部分で切り離して新しい配線を半田付けして終了!ちゃんと吸引するようになりました!・・・ですが、当時の中の写真がなくて・・・すみません!!

昔だったらこういう簡単なのでも直そうという気にならなかったかもしれませんが、3Dプリンター使ったり作ったりしているうちに色々出来るようになったのはうれしいですね。なお、断線やスイッチの動作、回路の不良や電圧チェックなどいろいろ役立つのがマルチメータ。これが一つあるとかなり色々使えます。これで不良が一つ見つけられれば十分元は取れるので、ここに来られる方は持ってらっしゃることが多いかもしれませんがぜひご検討ください。個人的には面倒な設定なしのオートのものがおすすめです。私はこれを買いました。

ルンバが遭遇したトラブル2:ホームベースの故障

これはつい先日なのですが、ルンバのバッテリーを交換しても正常に充電ができなくなる「エラー5」が発生しました。充電が正常に終了できず、40代に聞こえるかどうか位の非常に高周波な音が断続的にしています。

エラー5はバッテリー交換で直る、という話もありましたが当方では解決せず・・・。もしこれが本体側の問題だと致命的なのですが、本体側の充電の仕組みは単純なのでバッテリー交換で復活しなかった時点で本体が戻るホームベース側の問題を考えました。事前に接点復活材なども試し分解してみるも部位の特定に至らなかったためホームベースを交換することに。

メルカリで中古のホームベースを探してみると非常に状態の良さそうな品があったのでこれをget。届いたものと交換したら全く問題なく充電が可能になりました。充電器側が故障することもある、というのもよい勉強になりました。何方かの参考になれば幸いです。また、中古の品数も多いですが、故障品が隠れている可能性もありますのでご注意くださいね。

メンテナンスについて タイヤモーターはソケットで断線の心配なし

さて、今回はせっかくなのでメンテナンスとして消耗品一式がすべて入ったセット品をAmazonで購入しました。全部交換するならバラで買うより安いですし。そこで目にしたのがホイールです。我が家のルンバはフローリングしか基本扱わないのでタイヤの痛みは最小限だったとは思うのですがさすがに10年選手ともなると摩耗と傷が多かったので、これも交換できる下のセットを購入しました。結果としてホイールはすごくよかったのですが、吸い込み口部分のゴムは内部の吸音スポンジがない仕様で、交換後ちょっと走行音がうるさくなってしまいました(笑)そこは残念

今回は写真をちゃんと撮ったのですが、ルンバの走行用モーター部分もとても素晴らしいです。ねじで分解するとタイヤ部分はアッセーになっていて本体側とはソケットでリジッドに接続されています。モーターが故障することを想定して作られているのがよくわかります。タイヤは一部分が樹脂製のホイールに完全に埋め込まれているのでカッターで切り取る必要がありましたが、写真のホイール横のポチがある部分くらいからカッターでタイヤを切り、はがしながら埋め込み部分をカットすることで取り外しが行えました。

前部バンパーは非接触設計で故障知らず

さて、この世代のルンバはジグザグ走行をしてお掃除を行いますが、前部バンパーは本体側基盤とは非接触で物理スイッチはありません。そのため、10年間で数え切れないほど壁にぶつかっても故障していません。バンパーは樹脂のものが筐体にばねで取り付けられているだけで、センサーの見ている溝に入るかどうかで接触を判断しています。この辺りはだいぶ昔の家電Watchでも触れられています。当時の記事ではルンバが非常に良くできていることが書かれており素人の私でも今回それを実感できました。よかったらぜひ見てみてくださいね。

ぶつかることを前提として設計、故障して部品交換することを念頭に入れた設計。どちらも私が持っていないものばかりです(笑)子供のおもちゃとか作っていると感じるんですが、壊れない、壊れた時に容易に直せるっていうのは普段は目につきませんが非常に重要な性能なんですよね・・・。

長く使える相棒、ルンバ

現在では、各社から多様なロボット掃除機が発売されていますが、少なくともルンバは非常に優れた商品です。n=1ではあるものの少なくとも我が家のルンバが10年間稼働し続けていることからも、個人的には推せます。後発のAnkerやXiaomiと比較して価格が高めですが、長く使えることを考えれば十分価値があると感じました。果たして競合他社のロボット掃除機の中身はどうなっているのか・・・地味に気になります。そこまでしっかりまねて作られていれば最高なのですが。

我が家は1回のフローリングは基本ルンバにお任せしているため、掃除の手間が大幅に減りました。片付け嫌いな子供たちには「ルンバに食べられるよ!」といって床を片付けてもらっています。その時間に別な家事が行えますし、費用対効果としては相当優秀なんじゃないかなぁ・・・あとどのくらいの間働いてくれるのか、非常に楽しみです。

ペットのように長年にわたって頼りになる相棒として役立つルンバ。非常におススメです。また、他のロボット掃除機をお持ちの方で分解経験がある方はぜひどんな感じかぜひ教えてください!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!