実はイギリス製 仮止めや小物の固定に最適なソフト粘着剤 コクヨ 「ひっつき虫」
3Dプリンターで小物を作ることが多いです。意外に実用的なのがピッタリサイズのフック等なのですが、娘の要望により壁に貼るタイプを作成しました。画びょうで貼る予定でしたがこの「ひっつき虫」の存在を知り、購入してみたところとても便利だったので紹介させていただきます。壁に傷をつけずに小物が固定できますよ。
ひっつき虫とは? なんとイギリス製でした
虫ではありませんし植物でもないです。「ひっつき虫」はコクヨから発売されているソフト粘着剤です。
ものとしてはガムのような素材でできており、穴をあけずに小型軽量なものを壁にとめたり、フロアとの固定や滑り止めなど結構いろいろな用途に使用することが出来ると記載されています。
そうそしてこの「ひっつき虫」実はイギリス製なんです!最初見たときびっくりしました。
てっきり中国製かと。。家にイギリス製のモノってそうないと思うんですよね。
こんなちっちゃな数百円のものがイギリス製、ちょっと欲しくなっちゃいませんか?
調べてみましたが、もともとprittというドイツの世界的のりメーカーの商品のようです。
イギリスが生産国なのもおそらく欧州がオリジナルだからなのでしょう。
気になってコクヨさんにと合わせてみましたが、「企業秘密」とのことでした。
そして調べている中で判明した事実。
実は日本でも2021年で発売45年という長ロングセラー商品だったということがわかりました。
そんなすごい商品だったなんて…
使い方
使い方は一般的なパテのように必要な分だけちぎって少しもんで柔らかくしてからくっつけたい素材同士を圧着させるだけです。また、基本的に壁や接着面を傷めずにはがすことが可能です。(ゆっくりはがすなどの工夫は必要。注意事項もあるので下のほうもご参照ください。)
指でちぎって好きな量で使えるため、基本的になんにでも使えると思います。
粘着力で全体を支えますのでできれば表面積を増やして貼ったほうが有利です。
いったんちぎっても練り消しのようにまた丸めれば元に戻ります。汚れてしまったり濡れてしまったりしなければ何度でも使えます。
また、目安量として55回分と大容量で数百円と費用がかからないのもいいですね。
実際使ってみて 3Dプリンターとの相性も良好
壁に使用するために購入しましたが、非常に粘着力が高いです。
個人的な感覚ですが軽いものであればかなり固定力は強固でびくともしません。
長期的な安定性は我が家では未知数ですが、ネット上の報告を見ていると1.2年全然問題ないみたいです。
また、それなりに重量があっても仮固定であれば十分使用できる印象です。極端な例として写真のように260gくらいあるモバイルバッテリーにフックを貼り付けて持ち上げていますが、ブンブン振らなければ普通に粘着しています。
3Dプリンターの部材の仮止めにも使いやすいです。
薄く延ばせますし、積層の細かい凹凸が表面積を増やしてくれるためPLAであっても粘着力が強い印象です。
樹脂の隙間があったりすると奥に入ってしまい取れなくなる可能性はあると思いますが、基本的には跡も残らずきれいに剥がすことができます。
使用上の注意 場所によってはシミの原因になります
商品説明にも親切に書いてありますが、この商品、万能ではあるものの湿気などにより壁紙などでのシミの原因になる可能性があります。適していない部材に特に長時間貼り付けるときは注意したほうがよさそうです。
仮固定材料として使う分にはほぼ万能と言ってよく、もともとが安いうえに何回も使えるためコストパフォーマンスが高いと思います。
パテ代わりに使うことももちろん可能です。
家に一つあると、色々役に立ちそうです。イギリス製の文房具、欲しくないですか?
一応商品リンクも貼らせていただきますのでよろしければご利用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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