寒い冬に第二弾 コートだけでなく車のシートにも使えそう CIO WEARHACK2 ウェアラブルヒーター レビュー

ウェアハック2 と読むらしいです。前回のマグウォーマー2に続いて、CIOの外付け電熱ヒーターのレビューです。従来の電熱ベストのように「服を選ぶ」必要がなく、普段つかうアウターを電熱化できて便利です。小型で扱いやすく、車内でも役立ちそうでした。好きなバッテリーと合わせて利用しましょう。

前回に続いて冬のガジェットです

急に寒くなって突然冬物のの出番が増えた2025年の冬。前回のマグウォーマー2に続いてCIOの外付け電熱ヒーターWEARHACK2を購入しました。例によってアプリはダメダメですが、モノはとても使い勝手が良いです。コートだけではなく、車内に置いてUSB電源から直でつないでも使いやすいのではないかと思います。前回のブログも良かったらぜひ。マグウォーマー2も製品はとても良いです。

WEARHACK2について

CIOのWEARHACK2は、2024年10月に発売された外付け電熱ヒーターです。2ということで先代に初代モデルがあり、こちらは2022年発売とのことでした。お値段は安かったようですが、ちょっとでかいリモコンがあるなどの問題もあった様子。今回の2は温度調整が簡単になったり、理想的にはスマホからON/OFFが出来るようになったり、「アプリがちゃんとすれば」さらに使い勝手がよくなりそうです。個人的にはボタンで全然問題ないですけれどね。amazonリンクも良かったらご利用ください。

初期設定のまま使っていても十分便利ですし、自分の服と自分のバッテリーを利用できるのは非常に便利です。公式スペック表は下記の通りです。当然ですがバッテリー容量によって持続時間が異なります

項目内容
製品名CIO-WEARHACK2
サイズ約200 × 200 mm
重量約90 g
温度設定約35〜55℃(1℃単位で調整可能)
タイマー機能初期設定60分 アプリで1-120分設定可
連続使用時間
(5000mAhバッテリー使用時)
35〜40℃:約3時間/45〜50℃:約2時間/50〜55℃:約1時間
消費電力約10W
電源USB Type-C給電、または内蔵ケーブルでモバイルバッテリー接続
アプリ操作Bluetooth対応、温度設定・タイマー設定可能
素材防水ナイロン生地 操作部はABS/PC/シリコン
取り付け方法面ファスナー付きベルトで衣類のタグに固定
価格4980円
お約束のスペック表

届いたパッケージはいつもの通り非常にシンプル。小さい説明書が付いていますが、情報量はあまりありません。単純なものなので困ることは無いと思いますが、必要最小限ですね。

外観はこんな感じ。サイズ感が分かるよう手のひらを一緒に撮影しましたが、比較的小型です。裏には薄型のバッテリーを入れられるポケットがついています。後述しますが個人的には発熱する部分にバッテリーは入れないですが、まあ、そういうこともできるね、という感じでしょうか。製品の下部にUSB-Cポートがあり、好きな長さのケーブル、バッテリーをつなげばどこでも使えます

安全性と汎用性の高さが魅力 個人的にはポケットは推奨しない

この製品は先の写真の通りUSB-Cの短いケーブルが内蔵されておりバッテリーを入れられるポケットがついていますが、ここにバッテリーを入れるのは正直不安です。発熱体の近くに熱に弱いバッテリー、寿命も縮みますし、リチウムイオン電池は発火リスクもあります。絶対発火しない、熱に強い薄くて軽いバッテリーがいつか登場するまで個人的には使用非推奨です。

とはいえ逆に言えばバッテリーを外に逃がす限り、リスクはかなり低いです。発熱する背中部分とは完全にセパレートされますし、急に電源を切りたいシーンがあっても、バッテリーを外せばその時点で問題は解決します。

アウターはもともとそこそこ重さもありますし、本体自体の重量は軽いのでアウターを選ばず使えます。内ポケットがあればそこにバッテリーを入れておくのが安心かな、と思います。重量がかさみますが利用シーンによっては大きなバッテリーを利用できるのも利点ではないかと思います。

ジャケットへの取り付け かなり暖かいので低温やけどに注意

実際にこの冬使っているわけですが、かなり暖かいです。数千円の出費なら全然許しちゃう(個人の感想です)。ダメアプリを何とか使って温度を45度に設定しています。最大で55度まで設定できるのですが、これはかなり厚い布を通して使用しないと低音やけどのリスクが高い温度です。ジャケットの下がそう厚着でなければ温度は低めが安心です。温度が控えめでも、使っていると全然違います。背中があったかいっていいことですね・・・!

私は大昔に買ったN-3Bにこんな感じで取り付けています。コートを着るときにオンにして、1時間もしくはコートを脱ぐときにOFFって感じです。アプリが使い勝手よくなればこまめにオンオフしてもいいと思います。私はANKERのコンセント直挿し可能なバッテリーと使っています。充電が単体で完成するのがお気に入りです。

こんな感じで内側のところに引っ掛けて面ファスナーで固定する方式です。本体が軽いので衣服への負担はあまり大きくないと思います。衣服側に特に対応の必要がないのが良いところですね。

ほかのものにも色々使えそう

USB-Cという汎用性の高さがある電源なため、人によっては車の背もたれにつけたりオフィスチェアに取り付けたり、というバリエーションもありではないかと思います。布にくるんでクッションにも出来そう。

実際これをつけてジャケットを着た状態で車に乗ると普通に着ているよりも密着するためより暖かく感じます。昨今シートヒーターがついている車も増えてきているとはいえ、ない方でもこのWEARHACK2で簡単に暖が取れるのはなかなか良いアイデアではないかと思います。載せ替えも簡単ですし。

もちろん、メーカーページを見ると建前上、CIOのバッテリーのみを使用するよう注意書きがありますが、自身の判断と責任で色々な使い方が出来るのは素晴らしいです。車の電源から直で電源をとってもおそらく問題ないはず。車を降りれば必ず電源切れるので安全に使えそうです。キャンプのお供にも非常に良いと思います。3Dプリンターユーザーのキャンプ行かれる方、いかがですか??冬コミとかにもいいかもしれませんね。

面ファスナーの耐久性やアプリの問題はあるが良品

というわけで2回にわたってCIOの冬用小物のレビューでした。役立つし幸せになれる良い品だと思います。

気になる点は仕方ないとはいえ衣服との固定が面ファスナーで引っ掛けに固定するだけ、というメリットデメリットある方式です。劣化して外れるようになるリスクと共に、コートを普段吊るしておくとき等に扱いづらい可能性があります。すっぽ抜けて紛失する可能性もないわけではないです。(コードが付いていれば気づけるけど)この固定部分はずっとつけるならクリップみたいなもので脱落防止をするといいかもしれません。3Dプリンターで適当に作ろうかなと思います。

あとはアプリ。まあ前回も言及しましたが、アイデアはいいのに完全にダメアプリです。そもそも即応性が欲しいのにしょっちゅうログアウトされるしレスポンスが悪すぎてお話になりません。これを車内で通してしまうのが既にダメですね。iOSならもっと良いのかな??androidアプリは全く価値無しです。

価格はサイズ考えると5000円とそこそこの出費ですが好きなコートやジャケットなどなんにでも使用できる汎用性の高さは他の商品にない価値ですので十分に買う価値があると思います。ニッチだけれど好きな人は間違いなくいるであろう、また使ったら気に入るだろう商品の一つです。冬場を快適に過ごしませんか?

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!