プジョー 3008 5008 用ワイパー用クリップ 買えないのでコピー品を作成 小物配送はゆうパケットポストminiが便利

小さい部品なのに、元の設計が良くできているなぁと感じたプジョー 5008のワイパークリップについてのブログです。単品で売ってくれないのでコピー品(笑)を作りました。ワイパーに取り付けるという性質上、間違いなく劣化して壊れる消耗品としてメルカリにも出してみました。お困りの方いたらぜひご検討ください。それにしてもゆうパケットポストmini、便利すぎです。

プジョー 5008について

子供3人の5人家族で非常に重宝する我が家の車、プジョー5008。この車はなんちゃって3列シートなのですが、2列目が子供3人に最適な3席同サイズ、独立スライド、独立リクライニング付きでなんならチャイルドシートを3つ載せられるという使い勝手の良い車です。

3Dプリンターやガジェット関連の記事が多い当ブログですが、5008の魅力については以前当ブログでお伝えした通りです。今まで5万キロくらいは乗っていて、アドブルーというディーゼルならではの部分でタンクの故障があったものの(保障にて無償修理)今まで大きなトラブルなく使用しています。今度DPFがリコール対象になり、5万キロ走って新品DPFに交換してもらえるのもうれしいところです。

現在はディーゼルは生産終了しておりガソリン車しかない(ハイオク・・・)ので中古しか選択不可能ですが、比較的距離を乗る自分の場合、平均燃費も15km/Lと軽油で安いことを考えるとかなり良好で、子供3人なら十分選択肢に入ると思います。フランス車の中古は安めですしね。もしよかったらこちらもご覧ください。

なお、今回の部品については前半分が全く同様に出来ている3008も共通です。現行のより精悍な顔つきになった方はどうやら方式が違うようで、改善されたのかもしれません。蛇足ですが、どうやら近日ハイブリッドなどになってモデルチェンジするとの事。。とても買える値段ではなさそうです。

特徴あるワイパー クリップが間違いなく壊れるが、買えない

さて、今回問題となるのは「ワイパー」です。私が持っている世代の3008 5008はウォッシャー液がボンネット側からではなく、ワイパー側から出ます。ウォッシャーのタンクからチューブがワイパーアームの裏を通っていてそこから液が出るんですよ。スタイリッシュでカッコいいっちゃいいんですが、ここに大きな問題があります。

ウォッシャーのホースをワイパーに固定するクリップが運転席側と助手席側合わせて4-5個あるんですけど、小さいプラスチック製の部品で経年劣化で壊れてしまうんです。気づいた時には1つを除いてすべて破損した後で、ホースがぶら下がってきて気づきました。

何よりこの部品、なんと買えないんです。そういうところがフランス車なのかもしれませんが、どうやらワイパー丸ごと(よく替えるブレード部分やゴム部分ではなく、根本側の金属の部分)交換しないとこのクリップは購入できません。(お店に確認しました)紫外線の当たる野外に置いたプラのクリップなんて間違いなく壊れるのにどうして・・・

コピー品を作ろう

私もどこかで買えるんじゃないかと思って探してみたのですが、確認できる範囲では大手で販売はされていませんでした。みんカラなどでもなくて困っている方や他の車種のものを流用されているかた、応急処置として結束バンドで固定されている方などをお見受けしましたが、やはり専用品が欲しいですよね。

というわけでコピー品を制作することに。機能としてはワイパーに止められてホースが固定できれば良いのですが、今回は形状が単純なこともありプチリバースエンジニアリングとして家庭用スキャナで部品をスキャンしてそれをなぞってソリッドを作ることにしました。原始的ですね・・・

ソフトウエアはFreeCADを使いました。FreeCADは当ブログでも継続して今後扱っていこうと思っているソフトウエアでオープンソース、無償のCADソフトです。正直なところFusionに慣れていると厳しいところもありますが、高機能であることは間違いなく、近いうちに大規模バージョンアップも控えておりわくわくさせてくれるソフトではあると思います。

実は、今まで何回かこのソフト挫折していて、最近一念発起して使い始めています。当ブログでもFusionユーザーのためのFreeCADとして扱いたいと思っていますのでよかったらご期待ください。今回は製品の詳細は省きますが、コレで設計すればFusionの「ライセンス問題」を気にしなくて良いですからね。

Fusionは私が利用している無償のライセンスではあくまで趣味用のもので商用利用できません。100米ドルの売り上げが目安のようですが解釈は結構まちまちのようです。私のように3Dプリンターでお金を稼ごうとしていない分には問題ないと思っているのですが・・・。

今回のパーツ作成の手順は簡単(だから現状の私のスキルでもFreeCADが使えるわけです)で家のスキャナで取り込んだ画像を下絵にしてスケッチを作って押し出すだけです。とはいえ、クリップとして機能するようにノッチを作り、先端部分がくっついてしまわない距離にしておく必要はあります。最低限のお作法は必要ですが、高さ(z方向)への配慮が必要ないのは楽ですね。

作ってみた感想 市販品ってすごくよく出来ている!

無事にプリントできたものがこちら。用途を考えると紫外線に強いASA樹脂が良いと思うのですが、黒は持っていないですし、業者のように大量に生産することが目的ではなく困っている方にお分けする感じなので、家にあるABS樹脂を使いました。果たしてどれくらいの期間持つのかは今後しかわかりません。耐久性未知数であることも表記しご理解を頂くようにしています。

そう、自分でコピー品作っておいてなんですが、感心したのはこの部品そのものです。流石は市販品、ものすごくよく出来ています。パチッとワイパーにはまったらそう簡単に外れない嵌合部分も、内側からなら外せる構造も含めシンプルでも素晴らしいです。

CADを使っているとABSの柔らかさとかは数字に出ないので、それを考慮した設計がなされているということで、本当にすごいですね。お仕事で色々モノづくりされている方、本当に尊敬しちゃいます。

メルカリに出品 ゆうパケットポストminiが便利すぎる

今回は明確に困っているユーザーがおり、しかもそのほとんどは3Dプリンターを持っていないと予想されるため、当初からメルカリを通じて欲しい方に頒布するつもりでした。お値段は1個約100円計算で5個セット送料等込みで800円。うちメルカリの手数料が80円と、送料が180円ですね。送料込みで800円だと心理的にはポンと出しちゃう値段かなと。なお、自分のメルカリページは下記で、記事作成時点でもいくつかご購入いただいています。そりゃみんな壊れるし困るよねぇ・・・作った甲斐があって嬉しいです!この場を借りてご購入いただいた方々に御礼申し上げます。

そして今回の販売に関して、影の立役者がこのゆうパケットポストminiです。これ、本当に滅茶苦茶便利ですね・・・。2023年に販売されていて今でも品薄傾向、転売ヤーまで湧いてしまっている専用封筒(20円)を購入してメルカリ等アプリでQRコードをスキャンすることであて名書き一切不要、ポストに投函すればOKという素晴らしさです。送料そのものは160円で簡単な追跡もついています。

プライバシーに配慮した匿名配送になっていますし、ちょっとした小物を送るのには最適で発送のストレスが全くと言っていいほどありません。これ考えた人、すごい。入手性も徐々に改善はしているようで、私が数枚購入したときには在庫がありました。ゆうパケットポストminiご存じない方はこちらもぜひどうぞ。アプリ経由でないと使えないので用途は限られますが(メルカリ、ヤフオク、ヤフーフリマ、楽天フリマ)用途が合えば最強だと思います。しかしまあ、これを転売するって謎ですよね。。

皆さんも機会があったら一度ぜひ使ってみてください。わかっていても簡易さにびっくりすること請け合いですよ!

それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!