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Amazon Kindle Paperwhite シグニチャーエディション購入 活字だけでなくマンガも読みやすく正常進化 無線充電も使えます

2021年12月17日

自身では3台目のkindle。昔のものと比較しつつ進化を確認しました。多少大きくなりましたが、マンガも見やすくなりました。kindleのUIも最近変更され、見開きが見やすくなる、ページを戻って読み返した時も元の位置に戻りやすくなる、など着実に改良が重ねられています。5000円の価格差をどうみるかは難しいところですが、マンガを読む方には内蔵メモリが多いシグニチャーエディションをお勧めします。電子ペーパーの仕組みについてもぜひご覧ください。

最新版のKindleが登場 電子ペーパーって?

先に書きましたが、私は2012年からのKindleユーザーです。そこそこ本を買うため場所を取らない電子書籍へ移行しており、ほとんどの本はKindleで買っています。iPadで見るのは画面も大きくカラーなので便利なのですが、やはり普段使いはkindleの圧勝です。そんなヘビーユーザーが見た今回のKIndleは非常に魅力的で、ついポチってしまうくらいにおすすめできる商品だと思います。

電子ペーパー、普及したとはいえ、「白黒だし本以外に使えないんでしょ」と思われ手に取ったことがない方も多いかもしれません。ですが、一度使うと便利さから離れられない使い勝手の良さがあり本、マンガに特化した端末として個人的に最高だと思っています。(雑誌はタブレット一択)
特徴としては下記が挙げられます。

  • 圧倒的なバッテリー持続時間 画面を書き換える時しか電力を使用しないので数週間持つ
  • 軽い(205-7g)
  • ライトがなくてもOKで目が疲れない 紙と同様の見え方
  • 直射日光でも見やすさが変わらない
  • 現在ほとんどの製品は白黒 静止画に特化

どうでしょうか?普段見慣れているディスプレイとは全く異なる特徴を持っていることがお分かりいただけたと思います。特に表示しているだけなら電気を使用しない、というのは大きいです。原理としてはオイルの粒に帯電した色素を封入し、電圧をかけて移動させる仕組みです。電気泳動式という仕組みで、TDKのページが分かりやすいと思います。実際、製品を開封すると既に画面に電源入れてね、と表示されています。見たことない方だと印刷したものが貼ってあるのかな?と勘違いしそうです。

さて、今回発売された2021年最新版のKindle paperwhiteはモバイルネットワーク対応がなくなっていますが、その代わり、様々な機能強化が図られています。過去のpaperwhiteと比較しての変化は下記の通りです。

  • 待望のUSBーC対応
  • ベゼルの幅狭化
  • 画面サイズ拡大(6インチから6.8インチへ)
  • 色温度調整可能、見やすさ向上
  • バッテリー持続時間向上(具体的数値は不明)
  • モバイルネットワーク非対応
  • 全体にやや大型化

全体的にサイズが大きくはなりましたが、このように痒い所に手が届く手が届く仕様に変更されています。多くの部分で私が長期間使っていて「こうだといいな」と感じていた部分がほぼ実現されました!

お値段は通常版が約1.5万(広告なしは1.7万)、後述のシグニチャーエディションが約2万です。数千円の違いですが、個人的にはシグニチャーエディションをお勧めします。もしよかったらAmazonリンクもご利用ください。

シグニチャーエディションについて

シグニチャーエディションは今世代のkindleからラインナップされた、従来のpaperwhite以上、Oasis以下の場所を狙って作られたと思われるラインです。Oasisは確かに良いものなんですが、ちょっと高いんですよね。(身内のOasisを触らせてもらった感想です。)シグニチャーエディションの追加機能は下記の通りです。

  • 内蔵メモリが32GBに拡張(通常は8GB)
  • 明るさ自動調整機能
  • 無線充電対応
  • 重量増は2gのみ

ちょっとした差と思うかもしれませんが、特にマンガを入れる場合は内蔵メモリは結構大事です。私はヘビーユーザーなのでマンガも本も大量にありますが、ぽんぽん入れていると意外と容量が無くなります。マンガを何シリーズもどんどん入れて行くと8GBだと足りなくなり端末から一旦削除する必要が出るかもしれません。マンガは2ページで1MB以下として1冊200ページなら100MBが目安と思います。全部使えるわけではありませんが、シグニチャーエディションなら300冊くらいは入るので、こち亀全巻も余裕です。8GBだとシステム領域を考えるとちょっと心もとないですよね。(今まで私が所有していた古いKindleは4GBしかありません)

個人的にはこの容量の差だけでもシグニチャーエディションを推します。他の機能はほぼおまけと思っていいかも。明るさ自動調整は便利ですが、元々明るければライト要らない端末ですからあったらいいねくらいの機能ですし、無線充電も普段お使いの人は便利だと思いますが不要な方も多そうです。

比較すると差が歴然

E-inkなんてあまり進化していないんじゃないかと思っていましたが、今回のモデルは進化点が多いです。画面表示も大きく見やすくなり、静止画ではわかりませんが画面書き換え速度等も向上しています。E-ink自体の進化も十分体感出来ました。おそらく多くの人にとってストレスなく読書できると思います。何よりUSBーCに対応したことも個人的に大きいです。PCから掃除機まで全部1つの規格で済むのが理想ですよね。

下の画像を見ていただければわかりますが、端末自体はやや大きくなっていますが画面のサイズアップのほうが目立ちます。0.8インチ分のアップなのですがマンガなどではかなり違いを感じます。また、全体にベゼルが薄くなりました。物理ボタンはありませんが、全体的にOasisに寄せてきています。

ライトも最適化、使いやすさもup

電子書籍は老若男女問わず活字でも威力を発揮します。電子ペーパーの見やすさそのままに、目の状態によって明るさや色温度、なにより文字のサイズが変えられます。この機能は以前から共通ですが近視から老眼まで幅広く最適に設定できますし、画面サイズが大きくなったので表示できる文字数も増えました。下の写真は私が個人的に大好きな「すえばしけん」著の「スクランブルウィザード」です。文字の大きさで表示される情報量が変わることがわかります。
このシリーズ、本当に良いのでぜひご一読ください。全7巻、読み進めていくとポチッと全巻購入してしまう事請け合いです。

今回のKindleでは色温度が変えられるのも大きく、まぶしくない程度に調整することで暗いところでも本が読めます。電子ペーパーは前述のとおり、太陽光でも全く問題がないので自動調整機能をつけておけばほぼどの環境にも適応できます。しかも、防水です。お風呂で読んだことはないですが、公式でお風呂で使ってますのでお湯でも大丈夫そう。

あと個人的に最近のアップデートで利用できるようになった、ページを飛んだあとに元の位置に戻る機能、これが実装されました。目次などで別ページに飛ぶとこの帯が下に表示されます。気になったところに巻き戻った後でも、元のページに戻れる。ページを指で挟みつつ別なところを読む、という本でしかやりにくかった機能で、個人的にはこのアップデートは素晴らしいと拍手したい気分です。

無線充電はFire HD用の自作スタンドが使えました

本読んでいてもバッテリーがあまり減らないのでそう頻繁に充電することはないのですが、シグニチャーエディションは無線充電に対応しています。ぱっと手にとってすぐ読めるのはやはり便利ですよね。我が家では以前Fire HD 10を購入した時にdeskHackという充電器を利用して3Dプリンターで作ったQi充電器がありますが、今回試しにそこにKindleを立てかけてみるとちゃんと充電出来ました。よかったらこちらもぜひどうぞ。

体感できる進化、内蔵メモリも多いシグニチャーエディションがお勧めです

ということで、初めての方も、過去モデルをお持ちの方も、みんなにお勧めできる今回のKindle paperwhiteです。シリーズを一冊買って読むと最後のページで次の巻が購入できてしまうなど、時間とお金が無くなること請け合いですが、場所も取らず、いつでも気軽に読めて目が疲れない、素晴らしい商品です。

やはり多用途、漫画も読む方ならシグニチャーエディションがいいと思います。経験上ですがKindleは普通に使っていると壊れませんので(もう更新はされませんが、うちで冒頭の初代がまだ正常に動きます)導入を考えてはいかがでしょうか?タブレットやスマホでは得られない満足感が確かにあると思いますよ。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!